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レポート

本協会の研修員制度について-研修修了者へのアンケート結果から-NEW

※こちらの内容は、広報誌『じゅあ JUAA』第65号に掲載した記事をホームページ用に再構成したものです。(紙幅の都合上、同誌に掲載できなかったアンケート項目も追加しております。)

本協会では、正会員大学等の職員を研修員として受入れ、認証評価の一連のプロセスを経験していただく研修員制度を設けています。研修期間は1年間で(最大3年間まで延長可能)、この1年間は本協会事務局の一員として、いくつかの大学を担当し、書面評価・実地調査・評価結果の取りまとめなど、認証評価の実務に携わっていただきます。
研修員制度は、2002年度より開始し、2019年度までに計112名の研修員を受入れてきました。このたび、これまでに研修を修了された皆さまへのアンケートを実施いたしましたので、本制度のご紹介を兼ねて、アンケートの結果を掲載したいと思います。なお、アンケートは、所属大学を退職された方等を除く99名を対象に実施し、76名から回答をいただきました。

まずは、本協会への派遣が決まった経緯についてお聞きしました。この質問に対しては、76.3%の方が「大学から指名された」と回答されました(図1)。一方、「学内の公募に応募した」という方が19.7%であったほか、「本人の希望で採用された」等の回答をされた方もいました。やはり、組織の人材育成計画のなかで本制度が活用されるケースが多いようですが、本制度に興味を抱き、自らの意志で希望される方も少なからずいらっしゃるようです。

次に、本協会での研修が始まる前に期待していたことについてお聞きしたところ、やはり、「認証評価に関する知識を得ること」と回答された方が最も多く、68.4%となり、「他大学の取り組み事例に触れること」が11.8%、「人脈を形成すること」が9.2%、「高等教育政策に関する情報を得ること」が7.9%という結果になりました(図2)
また、期待していたその目的を達成できたのか、という問いに対しては、全員が「できた」「概ねできた」との回答で、「できなかった」と回答された方はいませんでした(図3)


実際に研修を終えてみて、当初の目的以外に達成できたことについてもお聞きしました(複数回答可)。こちらで用意した選択肢の中では、「人脈を形成すること」が85.5%、「他大学の取り組み事例に触れること」が81.6%、「高等教育政策に関する情報を得ること」が52.6%、「認証評価に関する知識を得ること」が38.2%という結果となったほか、「異なる環境で働くことで視野が広がった」「自信がついた」といった旨の自由回答もありました(図4)

前述したとおり、研修期間中は、これまで経験したことのない認証評価の実務に携わることとなりますが、その難易度について、74.7%の方が「適切だった」、25.3%の方が「高かった」と回答され、「低かった」と回答された方はいませんでした(図5)

研修のメインである認証評価の実務にあたってはもちろんのこと、それ以外にも研修期間中の様々な場面において、専任職員によるサポート体制を整えるよう心掛けておりますが、そのサポートが十分であったか、という問いには、75.0%の方が「十分だった」、22.4%の方が「どちらとも言えない」、2.6%の方が「不十分だった」と回答されました(図6)。概ね満足はいただけているようですが、改善の余地も十分に残されていることがわかる結果でもありますので、研修員の皆さまがどのようなサポートを必要とされているかを理解し、さらに万全な形で研修に臨んでいただけるよう努めていきたいと思います。

研修を修了された皆さまは、現在、認証評価の担当部署をはじめとした、所属大学のさまざまな部署でご活躍されています。本協会での研修が自身のキャリアとってプラスになったか、という質問には、実に98.7%の方が「そう思う」と回答され、本協会にとって大変嬉しい結果となりました(図7)。多くの皆さまに、本協会での経験をご自身のキャリアアップにつなげていただいているようです。

では、研修修了者として、自分以外の他の大学職員にも本協会での研修を勧めたいと思うか、という質問については、90.8%の方が「そう思う」、9.2%の方が「そう思わない」と回答されました(図8)。自身のキャリアアップに繋がると感じられる研修であるとはいえ、本務校を1年間離れることになること等、それなりに研修へのハードルがあることも、この結果の要因のひとつかもしれません。

アンケートの最後には、研修期間中の一番の思い出をお聞きしました。分科会や実地調査といった認証評価実務に関する思い出のほか、評価者や他の研修員、本協会職員と認証評価や高等教育のあり方を議論したこと、同期の研修員とのランチや飲み会、旅行など、研修を通じて知り合った仲間との交流や研修生活の充実した日々を挙げられた方もいらっしゃいました。この自由記述欄では、実に様々な回答が寄せられ、皆さまがこの研修期間についてそれぞれに思い入れを抱かれているのだと知ることができ、本制度の意義を改めて考える良い機会となりました。

1年(あるいは、2~3年)という長期間にわたり、所属大学を離れて別の組織で過ごすという機会はなかなか得られないものです。その貴重な機会に、多くの収穫を得ていただけるよう、本協会としても今後も研修内容の充実に努めてまいりたいと思います。
本協会の研修員制度にご関心がありましたら、是非、お気軽に本協会事務局までお問い合わせください。認証評価や人事のご責任者・ご担当者の皆さまだけでなく、研修員制度に参加してみたいという職員の方からのお問い合わせもお待ちしております。
 
【本件に関するお問い合わせ先】
 総務部総務課(人事担当)
 メール:jinji[at]juaa.or.jp
 TEL:03-5228-2020