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レポート

令和元年度大学評価シンポジウムを開催しました

1月31日(金)アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)において、令和元年度大学評価シンポジウムを開催いたしました。このシンポジウムは、大学評価の評価者となる候補者を対象に毎年行っているもので、本年度は「あらためて問うピアレビュー―大学の発展につながる評価に向けて―」をテーマに掲げ行いました。

最初に、蔦美和子(本協会評価事業部評価第1課長)より、大学基準協会の評価の概要について説明を行い、続いて圓月勝博氏(同志社大学教授・本協会基準委員会委員長)より「ピアレビューとしての大学評価の役割」について講演があった後、岩野雅子氏(山口県立大学教授・本協会大学評価委員会委員)と職員の立場から安田政志氏(帝塚山大学学長室課長・本協会本年度大学評価分科会委員)というお二方の評価経験者による報告が行われました。また、工藤潤(本協会事務局長)による進行で、上記登壇者をパネリストに迎えて「ピアレビューアーとしてあるべき姿勢、もつべき考え方とは」のテーマでパネルディスカッションを行いました。

改めてピアレビューの意味を再確認しつつ、チームとして評価をやりとげ、その大学に沿った評価を行っていくこと、そして、翻ってその経験を自大学の振り返りにも繋げていくことなどについて議論が交わされましたが、参加者からは「評価する者の心構えが良く理解できた」「ピアレビューの大切さ、必要性を再確認した」などの意見がよせられました。

ご登壇くださいました先生方には、改めて厚くお礼を申し上げます。また、今後本協会の大学評価に従事される候補者の皆様には、本シンポジウムが有益なものでありましたら幸甚とするところであります。

※    なお、当日の資料は今後、会員専用ページに掲載する予定です。