私立
清泉女学院大学
基準9:社会連携・社会貢献
学生の学びとボランティア実践の場をつなげて地域の子育てを支援する
取組み事例
「地域連携センター」を中心に地域の企業・団体等と連携協定を締結し、関係者との連携協議会を通じて地域のニーズに沿った活動を展開している。例えば、農業協同組合と連携し、子どもの居場所づくりと子育て世代の応援を目的として開催する「丘の上のレストラン清泉」の活動に学生が参画している。また、授業を通じたボランティア活動から地域への貢献を実践する機会を提供し、学部・学科の特徴を生かしながら社会的な課題の解決につなげていることは評価できる。
ここがポイント
- 大学の教育理念「全人教育」に基づき、地域文化や食と農などに関わる地元企業・団体、自治体等との連携協定を多数締結し、学生参画によって地域の文化財保護や子育て世代を支援する社会連携活動を展開している。
- 人間学部が有する心理学の知識や教育の経験・知見などの専門性を生かした社会貢献活動を、学部の教育カリキュラムの一部に組み込み、実践している。
- 新型コロナウイルス感染症拡大の影響下でも、「丘の上のレストラン清泉」で、お弁当を配るなどの代替え策を講じながら、農や食に関わる団体と連携した子どもの居場所づくりや子育て世代への支援活動を継続している。
大学からのコメント
長野の地において短期大学は1981年(保育専門学校は1964年)に、また、大学は2003年に開学して以来、地域の方々に支えられ、今日までに9000人を超える卒業生を社会に送り出してまいりました。 今まで築かれた伝統を土台に、「キリスト教の精神に基づいた学園として建学の精神の具現化」、「地域に根ざした清泉女学院の新たな学園の創造・発展」に取り組んでおります。 本学では知的財産の開放・学生の地域活動を推進し、地域社会と新たなパートナーシップを構築することを目標に、教職員と学生が一体となって地域とつながる仕組みを築き、地域から学び地域に貢献する「清泉女学院地域連携プロジェクト」を推進しております。 子育て支援・教育における多様化するニーズへの対応・高齢化社会における生きがい、健康で豊かな人生設計など、地域の皆さんと共に豊かな共生社会の創造を目指し今後も積極的に様々な活動に取り組んでいきます。
