私立
立命館アジア太平洋大学
基準5:学生の受け入れ
多文化教育環境の実現に向けた国内初の学生受け入れの取り組み
取組み事例
海外からの国際学生の受け入れに積極的に取り組み、出願・入学手続の段階的なオンライン・DX化を推進し、2021(令和3)年度入学試験からは国際的に主流となっている学生募集・出願システムを国内で初めて導入している。これにより、学生募集に関するイベントへの参加、出願・面接、合格発表、入学手続までを同一プラットフォームで完結でき、大学から志願者へのコンタクトの利便性が高まり、新型コロナウイルス感染症拡大のなかにあっても国際学生の安定的な受け入れを実現させている。結果として多様な国からの学生の受け入れを達成しており、大学の理念に基づく多文化教育環境を実現するための取り組みとして評価できる。
ここがポイント
- 海外からの国際学生の受け入れに積極的に取り組み、国際的に主流となっている学生募集・出願システムを国内で初めて導入している。
- 学生募集・出願システムの導入により、大学から志願者へのコンタクトの利便性が高まり、国際学生の安定的な受け入れを実現させている。
- 学生受け入れの取り組みを通じて、大学が目標としてきた「国際学生出身国・地域常時100カ国・地域」を達成しており、大学が目指す多文化協働を実践する学習環境づくりにつながっている。
大学からのコメント
開学宣言や大学の目的、学部・研究科毎の人材育成目的、及び学位授与方針にもとづき、100の国・地域から国際学生を受け入れる、国際学生と国内学生の比率を各50%とするという、本学の国際性・多様性の土台となる学生の多様性を担保しつつ、大学の理念・目的に共感する学生を受け入れるため、オンラインを活用したシステムを用いている。オンラインテストや書類審査(出願資格、言語能力、高校又は大学での成績、志望理由の確認)を行ったのち、1次審査合格者に対して面接を行い、日本への留学意欲や適性、広く国際社会への関心等を評価している。出願から審査までのすべてのプロセスをオンラインで実施するシステムは、コロナ禍より以前の2018年度から構築しており、その結果、コロナ禍におけるオンライン環境においても滞りなく且つ公正な選抜を実施することができている。