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教員間のコミュニティ形成につながる「新任教員研修プログラム」の実施

私立 武庫川女子大学

基準6:教員・教員組織

教員間のコミュニティ形成につながる「新任教員研修プログラム」の実施

武庫川女子大学
種別 大学評価
年度 2022年度
区分 私立
規模(収容定員) 8,001人~
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取組み事例

FD活動において、高等教育の動向やカリキュラム、授業の設計・方法・評価等を系統的に学び、参加者が相互に意見を共有することを目的とした「新任教員研修プログラム」を独自に開発し、講義とアクティブラーニングを組み合わせた手法で行っている。2022(令和4)年度には、大学の教育改革・授業改善に向けて具体的な提案内容の発表に取り組むなど、専門性や経歴・年齢等を超えて新任教員がグループワーク等を行い、大学教員としての知識修得のみならず、教員間のコミュニティ形成に寄与していることは評価できる。

ここがポイント

  • 新任教員を対象として、大学の目指す教育の方向性を共通認識するとともに、高等教育の動向やカリキュラム等について系統的に学び、参加者が相互に意見を共有することを目的とした「新任教員研修プログラム」を実施している。
  • 「新任教員研修プログラム」は講義とアクティブラーニング複合型の講座形式(90分×15回)で実施し、専門性や経歴・年齢等を超えてグループワーク等を行っており、一部の講義には事務職員も参加して授業運営等への理解を深めている。
  • 教員の資質を高めるとともに、学部・学科を超えた交流の機会となることで同僚性を構築しており、研修後にも継続するコミュニティの形成につながっている。

大学からのコメント

新任教員研修プログラムは、基準10の長所として取り上げられた「提案制度」で職員から提案された制度を実際に採用して導入されました。2017年度から導入しており、延べ参加者は2023年度参加者を含めると140人を超えています。 2023年度からは教職協働の観点を強化することを目的として、入職2年目の職員に15回全てに参加することとして、職員の観点も踏まえたプログラムへと改編しました。今後も、学内外の教職員と連携しつつ、プログラム内容や実施方法を検討し続けます。