基準9:社会連携・社会貢献
社会に貢献する人材の育成と学生参画による地域貢献活動
取組み事例
「感恩奉仕」の精神に基づき、教員による指導のもとで、大学公認のサークル活動を通じて地域のダウン症の方や自閉症を抱える方とその家族への支援、発達障がいのある児童・生徒への学習支援等を行っている。長年にわたる継続的な活動は、地域における社会的問題の解決につながり、市民との信頼関係の構築に寄与しているほか、社会的にも高い評価を得ている。さらに、「ボランティアセンター」の協力のもと、教育において、1年次必修科目「ボランティア学修論」及び1年次選択科目「ボランティア体験学修」を通じて、社会に貢献する人材の育成に努めており、これらの活動は、建学の精神等を体現するとともに、学生参画による大学の教育研究活動を地域社会に還元する取り組みとして評価できる。
ここがポイント
- 正課の科目を通じて、ボランティア活動の意義や活動の基盤となる知識・技能、ボランティア活動の実践を通じた学びを得させることで、社会に貢献する人材の育成に努めている。
- 大学公認のサークル活動を通じて、地域の課題解決に向けて長年取り組んでおり、成果を上げている。
大学からのコメント
本学では、大学公認の部活動等であるダウン症支援部、自閉症支援部、金曜教室の活動に、毎年述べ120名以上の学生が主体的に参加し、乳幼児期から成人期までの障害のある人たちのライフステージを踏まえた多様な支援活動に取り組んでおり、当事者団体からも厚い信頼を得ています。これらの活動は、本学のスクールモット―である「感恩奉仕」の精神を具現化するものとして、20年余の長きにわたって先輩学生からンバトンが繋がれており、2019年度にはダウン症支援部、2020年度には自閉症支援部、2021年度には金曜教室の活動が認められ、3年連続で「障害者の生涯学習支援活動に係る文部科学大臣表彰」を受賞しました。 また、熊本地震等の災害時における学生の活動経験から、本学が立地する熊本市中央区黒髪地区の地域住民と連携し、学院災害支援チームを立ち上げ、防災運動会を企画運営する等、積極的に活動を展開しています。 本学は2022年に開学25周年を迎えました。今後も引き続き地域に根差し、地域社会に貢献する大学として、学生の教育と研究活動に邁進し、市民の皆様や地域のニーズに応えることのできる活動に取り組んで参ります。
