私立
学習院大学
基準9:社会連携・社会貢献
行政機関等との連携による日本語教育の体制整備
取組み事例
豊島区との連携に基づき、地域在住外国人を対象とした日本語教室の開催や、これを発展させて行政機関等の関係者で構成する「日本語ネットとしま」を発足させ、その中心的役割を担い、組織を発展させながら大学の資源を有効活用し、日本語学習の機会を提供することで、地域課題の解決に貢献している。また、日本語教育に携わる人材育成や教材開発に取り組むことで、携わった学生の日本語教育に関する専門性向上にも寄与していることから、評価できる。
ここがポイント
- 豊島区との共催により、長きにわたり日本語教室などを開催し、組織を発展させながら同区の在住外国人に日本語学習の機会を提供することで、地域課題の解決に取り組んでいる。
- この取り組みと通して開発した教材をほかの地域でも活用できるよう公表している。
- 参画する学生の日本語教育に関する専門性の獲得及び向上にも寄与している。
大学からのコメント
豊島区と協力して実施している日本語教育は、本学の教育研究活動の多様な成果を還元するとともに、地域との連携・交流を推進する、また、「地域在住外国人など多様かつ広い世代を対象とした日本語教育への参加を通じての学生のグローバル化」を推進する取り組みです。この取組みは、本学の日本語教育における専門性、地域に目を向けた国際交流事業の経験を生かし、在住外国人が日本で暮らすうえで必要となる基礎日本語を身につけることのできる地域日本語教育体制の構築を目指すもので、地域住民が安心・安全に暮らし、社会の構成員として活躍できること、それを大学として支援することは、持続可能な社会づくりにおいても重要であると考えております。