基準7:学生支援
学生の視点を生かした支援と活動を通じた学びを両立する、学生による各種支援の取り組み
取組み事例
学生同士の助け合いによる学びを促進するため、「北星ピア・サポーター」制度を設け、上級生や卒業生がピア・サポーターとなって新入生を対象とした説明会や履修相談会、ラーニングコモンズにおける相談等に応じているほか、聴覚障がいをもつ学生に対して、大学独自の養成講座を受講した在学生がノートテイク支援を行っており、学生の視点からの学生支援を通じて、支援に携わる学生及び支援を受ける学生の成長につながっている。これらの活動は、ミッション・ステートメントに掲げた社会に貢献する独立人の養成に寄与するものとして評価できる。
ここがポイント
- 学生自らが支援を必要とする学生に対して支援を実施することで、学生の視点からの学生支援を実現するとともに、支援に携わる学生及び支援を受ける学生の成長につながっている。
- 大学のミッション・ステートメントに掲げた事項に寄与する取り組みである。
大学からのコメント
長所・特色に関する追加情報(導入経緯、補足事項、今後の展望など) <ピア・サポーター> 「北星ピア・サポーター」は、学生同士の学び合いや学びのサポートを目的に2014年度に発足した大学公認の組織です。通称「ピアサポ」として親しまれ、全学部全学科から公募・推薦で選出された70名近くの学生が活動しています。上記の取組み事例のほか、全国大学ピアサポーター合同研修会「ぴあのわ」に参加し、他大学のピア・サポーターと交流を深めるとともに、学生支援スキルを涵養するなど、ピア・サポーター自身の資質向上を図っています。 <ノートテイカー> 本学では主に、パソコンによるテイクが行われています。ノートテイカー養成講座を修了した学生が、二人一組となって授業に入り、情報保障を行っています。また、日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)が実施している「聴覚障害学生支援に関する実践事例コンテスト」では、本学のノートテイカーが「グッドプラクティス賞」や「新人賞」を受賞しており、本学の障害学生支援の取組みが他大学の参加者に伝わるとともに、ノートテイカーとなる学生の学びを深めています。