私立
神戸薬科大学
基準９：社会連携・社会貢献
薬剤師等への生涯教育を発展させた地域社会への貢献ー「エクスションセンター」と「地域連携サテライトセンター」の活動ー
取組み事例
社会に大きく開かれた知の拠点として、「エクステンションセンター」では薬剤師生涯教育支援を行うことで卒業生を含む医療現場の薬剤師に有用かつ実践的な生涯研修を行っている。 長きにわたって活動するなかで、健康食品領域研修認定薬剤師の養成機関として認証を受け、より専門的な薬剤師の養成事業に取り組んでいる。また、薬剤師等への生涯教育から発展し、地域社会の健康の維持・増進に貢献するために「地域連携サテライトセンター」では、一般市民向けセミナー開催等を行うとともに、地域の関係団体や行政機関及び教育機関との連携を介し、地域に薬物治療のみならず幅広い医療の専門知識を還元していることから、大学の理念に基づく「地域貢献に関する方針」に沿ったものとして評価できる。
ここがポイント
- 卒業生や地域の医療現場で働く薬剤師への生涯教育を長く展開し、社会のニーズに応じた新たな薬剤師（健康食品領域認定薬剤師）の養成に取り組むなど、専門性を発展させている。
- 専門職業人のリカレント教育のみならず、一般市民を対象としたセミナーを開催し、薬物治療や医療に係わる幅広い知識の還元に取り組み、地域社会への貢献事業へと発展させている。
- 「エクステンションセンター」や「地域連携サテライトセンター」を拠点として、これからの薬学教育に必要な地域における学生の学びを促進している。
大学からのコメント
神戸薬科大学は、「地域の医療と環境問題に目を向けて健康の維持・増進に貢献できる拠点となること」を大学の理念に定めています。 エクステンションセンターが展開する薬剤師の生涯研修においては、コロナ禍を経て、公開講座のオンライン配信をいち早く展開するなど、より多くの方にご利用いただけるような体制づくりにも取り組んでいます。 また、地域連携サテライトセンターを中心とした地域貢献事業においては、神戸市東灘区との連携による各種セミナー・イベントの開催等に加え、近隣の大学や医療機関等と連携して「東灘次世代医療人材育成コンソーシアム」を結成し、これからの医療人材の育成にも取り組んでいます。