私立
東京医療保健大学
基準4:教育課程・学習成果
医療現場でのチームケアを実践できる人材育成のためのカリキュラム編成
種別 | 大学評価 |
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年度 | 2018年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
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取組み事例
医療保健学部では、教育課程の編成・実施方針に基づき、優れたチーム医療人の育成を図るために、1年次から4年次にかけて「医療のコラボレーション教育」の科目群を設置し、所属する学科以外の専門職に関する知識等の修得に加え、「キャリア教育Ⅰ」及び「協働実践演習」では、看護学科、医療栄養学科、医療情報学科の学生を混成したクラスを編成し、グループディスカッションやグループワークなどを行っている。これらの取組みによって、医療のさまざまな専門職と協働する際の視点の相違や難しさを体験するなど、学科個別の教育では得られない学習を通じて、医療現場でチームケアを実践できる人材を育成しており、アンケート結果等において在学生のみならず卒業生からも高い満足度を得ていることは評価できる。
ここがポイント
- 1年次から4年次にかけて、他学科の専門職に関する知識等を習得する「医療のコラボレーション教育」の科目群を設置し、看護学科、医療栄養学科、医療情報学科の学生を混成したクラスでグループディスカッションやグループワークなどを実施する授業科目を開設して、医療現場でチームケアを実践できる人材を育成している。
大学からのコメント
国内外の大学等において多職種連携教育が行われている。その多くは看護師・薬剤師・医師など直接的患者ケアの環境を想定した学習である。他方、本学の学科編成は看護・医療栄養・医療情報であり、その強みを活かすべく、「多職種連携教育で学生が学ぶ核は何か」という問いに基づき、PDCAサイクルを回しながら改善を続けている。特に、チーム研究・チームアプローチの要素を導入し、「全てのチーム構成員が優れた専門職であると同時に、優れたチームプレイヤーである必要がある」という考え方に基づいて独自性のある取り組みであると考えられる。
今後の展望として、教学マネジメント方針に基づいて、入学から卒業までの段階的な協働教育方法の開発、卒後での効果に関する評価のほか、臨床を重要視しつつ、リベラルアーツ、汎用的学力の観点からも発展させていきたい。