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独自の教育プログラムを活用したさまざまな地域連携活動の実施

私立 玉川大学

基準9:社会連携・社会貢献

独自の教育プログラムを活用したさまざまな地域連携活動の実施

玉川大学
種別 大学評価
年度 2018年度
区分 私立
規模(収容定員) 4,001人~8,000人
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取組み事例

社会連携・社会貢献に関する方針に基づき、社会連携・社会貢献活動として、地域社会と数多くの取組みを行っていることは評価できる。とりわけ、TAPセンターが大学の教育プログラムであるTAPの体験型学習の手法を活用して、学外の教育機関に門戸を開放し、教育委員会からの依頼による各学校のチーム力強化研修に寄与するとともに、一般企業やスポーツチーム等を対象に教育研修プログラムを展開しており、さまざまな地域連携の取組みを行っていることは評価できる。


ここがポイント

  • TAP (Tamagawa Adventure Program)センターが大学独自の教育プログラムであるTAPの体験型学習の手法を活用して、学外の教育機関や一般企業等に門戸を開放し、教育研修プログラムを行うなど、さまざまな地域連携の取組みを行っている。

大学からのコメント

 2000年4月、玉川大学・玉川学園は、「行動する全人教育」のテーマのもと、日本の教育や社会に貢献するためにTAPを誕生させ、理論と実践の往還・統合を行ってきた。そのコンセプトは以下の3つである。

① 「Tamagawa Adventure Program」

全人教育を具現化するために、アドベンチャー教育を用いた体験学習プログラム

②「Teachers as professionals」

教師としての専門性を発揮して、子どもの可能性を促進すること

③ 「tap」

ノックをしてドアを開くこと(自己開示)、コツコツ叩いて自分の意思を発信すること(自己主張)、自他の能力や資源を開発する活用する・利用する



 コンセプト①と③は、学内(K-16)でのTAPの実践によって、コミュニケーションやリーダーシップ、意思決定や合意形成等の向上に好影響を及ぼしている。また規範意識が高まり信頼関係が構築できるため、道徳教育(心の教育)として活用している。

 これらの実践と研究を踏まえ、コンセプト②の「Teachers as professionals」では、ファシリテーターとしての教師の役割や学級づくり、道徳教育やキャリア教育等にもTAPは活用できることから、教育委員会依頼による教員研修を展開している。 また一般企業やスポーツチーム等ではコンセプト①と③に主眼を置き、アサーティブネスなコミュニケーションや心理的安全性を構築した上で、目標設定と振返り、合意形成と関係性の質の向上について体験学習し、チームづくりに貢献している。

 今後は外部機関(学校・地域・企業等)の目標達成のために連携を強化し、人材育成の観点からTAPセンターのインターン学生を派遣できるようにしてくことも視野に入れている。




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