基準7：学生支援
ピアサポートを中心とした先駆的な学生支援活動の展開
取組み事例
新入生・留学生を支援する学生サポーターや「課外教養プログラム」の学生プロジェクトスタッフ等を配置して、学生同士の学びあいによる修学支援を長く行っており、これらのピアサポート活動を連携させるため、学習支援のみならず学生ＦＤスタッフ、オープンキャンパスや図書館などの学生スタッフも含めた学内ネットワークとして「ピアネット」を立ち上げ、ピア学生を主体とする学習支援の充実・強化を図っている。さらに、活動を通じて学生スタッフが修得する能力を「ピアネット・コンピテンシー（12の基礎能力）」として明文化し、育成のための合同研修を実施しており、ピアサポートに携わる学生の能力向上にも役立てていることから、学生の力を活用した学生支援を組織的に展開する先進的な取組みとして評価できる。
ここがポイント
- 新入生・留学生を支援する学生サポーターや「課外教養プログラム」の学生プロジェクトスタッフ等により、学生同士の学びあいによる修学支援を長く行うとともに、学生FDスタッフや学内イベント等に関わる学生スタッフによる学内ネットワークとして「ピアネット」を立ち上げ、ピア学生を主体とする学習支援の充実・強化を図っている。
- 学生同士の学びあいの成果を「ピアネット・コンピテンシー（12の基礎能力）」として明文化し、この能力の修得を促進するための合同研修を実施しており、サポートを受ける学生のみならず、ピアサポートに携わる学生の能力向上にも役立てている。
大学からのコメント
本学では、2007年に「ピア・サポート・コミュニティー」（PSC）を立ち上げ、現在はPSCを全学的に発展させ、470名を超える学生と多くの部局の教職員が協働するかたちで「ピアネット」を組織し活動し、学生のピアサポート活動や学生スタッフが参加する各種プログラムの充実と連携を図っています。
ピアネットの活動内容は多岐にわたり、オープンキャンパススタッフ活動、図書館スタッフ活動、課外教養プログラム実施、学生ボランティア促進のためのイベント活動、キャンパスのグローバル化およびグローバル人材育成のための催しの実施、授業の質向上に向けた取り組みなど、学生自身によるピアサポート活動を、教員・関連部局の職員で協働し、行っています。
各団体での活動は、ピアネット運営委員会として組織化され、情報共有等を行うと共に、学生スタッフに対しては、スキルアップや異なる部局で活動するスタッフ同士の連携強化を目的に、年1～2回の合同研修会も開催し、各団体の活動での一層の活動の深化といった相乗効果に繋がっています。
本学では今後もピアネット活動を通じ、ピアサポート活動を積極的に支援していくことで、学生の成長と「法政コミュニティ」の活性化につなげたいと考えています。
