基準6:教員・教員組織
学生の視点を採り入れたFD活動の推進
取組み事例
教員の資質向上の一環として、教員個人の授業方法等の改善において、一定の研修を受けた学生が授業での教員の話し方、板書等の進め方をチェックし、気づいた点を教員の授業改善に活用する「学生による授業モニター」を実施しているほか、学生による授業改善アンケートの結果や毎年テーマを決めたうえで学生からの投票により理想的な授業を行う教員を表彰する「学生が選ぶベストティーチャー賞」を設けるなど、学生の視点を採り入れたFD活動を推進している。これにより、教員の意識や資質の向上のみならず、学生にも教員や授業のあり方を考えさせる有意義な機会となっていることは、評価できる。
ここがポイント
- 一定の研修を受けた学生が授業での教員の話し方、板書等の進め方をチェックし、気づいた点を教員の授業改善に活用する「学生による授業モニター」の実施や、理想的な授業を行う教員を表彰する「学生が選ぶベストティーチャー賞」を設けるなど、学生の視点を採り入れたFD活動を推進している。
大学からのコメント
「学生が選ぶベストティーチャー賞」は2014年度から、「学生による授業モニター制度」は2016年度から開始され、学生の視点を採り入れたFD活動の推進において実施当初から意識している点は、学生参画の促進です。学生・教員・職員の協働が定義された本学のFD活動への参加学生を増やすための取り組みを日常的に行っています。
「学生による授業モニター制度」では、参加のための事前の研修や、教員との打ち合わせ、授業参観のフィードバック等を通じて、学生は直接的な本学FD活動に寄与しています。
「学生が選ぶベストティーチャー賞」においては、【「学生が選ぶベストティーチャー賞」ベストコメント賞】を設け、素晴らしいコメントを投票した学生にも賞として選定し、また、学生のFDスタッフが、当該受賞教員に授業で心掛けていること等を聞く座談会の機会も設けており、こちらは間接的な本学FD活用への寄与といえるでしょう。
このように、法政大学では、学生と教員が近い距離でコミュニケーションを取る機会を多く設けることで、学生のFDへの関心を高めるための取り組みを行っています。
関連サイトのURL
- 2019年度「学生による授業モニター」
- https://www.hoseikyoiku.jp/lf/event/view.php?c=topics_view&pk=1568684922
- 2019年度「学生が選ぶベストティーチャー賞」
- https://www.hoseikyoiku.jp/lf/event/view.php?c=topics_view&pk=1576717655