基準1:理念・目的
「法政大学憲章」と標語「自由を生き抜く実践知」を周知するための取組み
種別 | 大学評価 |
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年度 | 2019年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | 8,001人~ |
関連タグ |
取組み事例
変化と流動化の時代に対応し、大学の原点と方向性・独自性を明らかにするため、大学のブランディング戦略のプロセスにおいて、教職員自身が建学以来の理念と教育姿勢、大学の使命や存在価値、個性や強みを再確認し、1年半かけて言語化したものを、2016(平成28)年度に「法政大学憲章」として公表した。そして、その標語である「自由を生き抜く実践知」を教職員が一丸となって浸透を図っており、「自由を生き抜く実践知大賞」や職員研修、「法政学への招待」「経営学入門演習」等の自校教育に関する科目の開講や教育プログラムの見直しを進めている。さらに、大学の資源の収集・保管・展示を目的とした「HOSEIミュージアム」の開設を予定しており、大学の強みを創出し、さまざまな活動を展開していることは評価できる。
ここがポイント
- 変化と流動化の時代に対応し、大学の原点と方向性・独自性を明らかにするため、教職員による議論・意見交換等を踏まえて、「法政大学憲章」を公表し、その標語である「自由を生き抜く実践知」の浸透を図るため、職員研修や自校教育に関する科目の開講等を行っている。
大学からのコメント
本学の「法政大学憲章」「自由を生き抜く実践知」を広めるための取り組みは、2014 年度、本学長期ビジョン(HOSEI2030)の一貫として「ブランディング戦略会議」を設置したことに始まり、その活動は 2016 年度から「ブランディング推進チーム」へと受け継がれ、現在に至ります。その後、学生・教職員アンケート、学内各所でのワークショップ開催など、1年半に及ぶ全学的取り組みを教職員が自ら企画し、 丹念な取り組みを経て、2016年に「法政大学憲章」を制定しました。
「法政大学憲章」制定後は、まず学内における本学ブランドの共有化を重視し(インナーブランディング)、「自由を生き抜く実践知大賞」、「ブランディング・ワークショップ」、「ブランディング研修」等を継続的に実施してきました。これまでの活動を通して、教職員の間で、「法政大学憲章」の理解・共有化を進めました。あわせて、「法政学への招待」」や「入門演習」、「基礎演習」などの正課授業を通して、学生の「法政大学憲章」に対する理解を深める取り組みも行ってきました。
本学の学生は、これまでも今も多様な活動を通して、自ら「自由を生き抜く実践知」を生み出しています。これからは、学生たちが生み出す「実践知」を、学生たちが自ら「法政大学憲章」と結びつけ、そして自ら、「シンボルストーリー」として表現し、学内外に発信していく支援が課題になると考えています。これまでの活動を振り返り、導き出されてきた今後の課題を携えて、本学の社会との約束(ブランド)の実現のために、引き続き、本学学生・教職員との活動を重ねていきます。
関連サイトのURL
- 法政大学ブランディング事業報告書(2014~2020)
- https://www.hosei.ac.jp/application/files/3416/1663/7553/branding2014_2020.pdf