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大学で学ぶ意義の理解や自己形成を促す「教養特別講義」

私立 日本女子大学

基準4:教育課程・学習成果

大学で学ぶ意義の理解や自己形成を促す「教養特別講義」

日本女子大学
種別 大学評価
年度 2019年度
区分 私立
規模(収容定員) 4,001人~8,000人
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取組み事例

大学で学ぶ意義の理解と自己形成を促し、女性として社会を生きる力を涵養するために、「教養特別講義1」「教養特別講義2」を必修科目として設置しており、これらの科目を順次的に開講している。具体的には、1年次には大学の理念・目的等を学んだのち、宿泊を伴う学外でのセミナーを通じて人間関係を形成するとともに自己を見つめ直し、2・3年次には、学外からの講師を招いて「女性のこころとからだ」「女性と職業」「女性と世界」等のテーマで、講演者とディスカッションすることで広い視野と教養の育成を図っており、学生が女性として現代を生きるための将来像を自主的に考える力を養うことにつながっていることは、評価できる。


ここがポイント

  • 大学で学ぶ意義の理解と自己形成を促し、女性として社会を生きる力を涵養するための講義を必修科目として順次的に開講し、学外セミナーや学外講師とのディスカッションなどを通じて、広い視野と教養の育成を図っている。

大学からのコメント

「教養特別講義」は、1901年の開校当初から創立者成瀬仁蔵が担当した「実践倫理講義」を原点として、1966年に設置された科目である。「実践倫理講義」は、学生が、本学の教育理念や方針を理解するとともに、社会的な視野を広げて人間や生き方について主体的に考え、その後の人生の土台を創ることを目指す科目であった。科目名が「教養特別講義」へと変わり、授業形式も変化したが、現代社会における自らの生き方や将来について主体的に考察を深める科目として、創立者の教育理念は「教養特別講義」に受け継がれている。

創立120 周年となる2021年度には、目白キャンパスへのキャンパス統合とともに、新たな時代に対応したカリキュラム改編が行われ、これまで1~3年次の必修科目として自校教育とキャリア教育を担ってきた「教養特別講義1、2」が、自校教育に特化した1年次の必修科目「教養特別講義」として設置されることとなった。自校教育に特化したが、新カリキュラムにおいても、学生自らが講師を選出し、在校生にとってのロールモデルとなる女性たちの活躍を知る「教養特別講義2」のあり方を引き継ぎ、日本女子大学の歴史をひもときながら学生のアイデンティティ形成に資するカリキュラムとして新たな形で展開している。

なおキャリア教育については、女性が社会で力を発揮できる思考力と実践力を育むためのカリキュラムとして新たに設置された必修科目「JWUキャリア科目・JWU社会連携科目」に引き継がれている。


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