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産学連携による多彩な地域貢献活動

私立 慶應義塾大学

基準9:社会連携・社会貢献

産学連携による多彩な地域貢献活動

慶應義塾大学
種別 大学評価
年度 2019年度
区分 私立
規模(収容定員) 8,001人~
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取組み事例

産学連携による地域創生に積極的に取り組んでおり、「社会・地域連携室」による協力のもと、SDGs(持続可能な開発目標)につながる社会連携・社会貢献として、学校林のひとつである宮城県「南三陸志津川の森」を中心に、環境・社会・経済の観点から適切に管理された森林であることを示す国際森林認証(FSC認証)を取得した木材を学内の建築材や教育用具として広く活用するとともに、森を訪れる人々の拠点となる山小屋の建築、学生主体による遊歩道の整備や間伐材による商品化など、町のニーズに応じた「慶應義塾・南三陸プロジェクト」を実施。また、最先端の研究や情報発信を目的とした鶴岡タウンキャンパスでは、大学の持つ「先端生命科学研究所」の研究成果をもとにバイオ系のベンチャー企業が複数創設されるなど、各組織やキャンパスの特性を生かした地域社会への知的貢献に繋がっている。さらに、学生と教職員がこれらの活動に取り組むことで、地域への貢献のみならず、学生への課外活動を通じた実地体験に基づく学びの提供にも寄与しており、評価できる。

ここがポイント

  • SDGsにつながる活動として、学校林のひとつである宮城県南三陸町の森林を中心として学生主体による「慶應義塾・南三陸プロジェクト」を実施するほか、「先端生命科学研究所」の研究成果をもとにバイオ系のベンチャー企業が複数創設されるなど、大学内の各組織・キャンパスの特性を生かした地域社会への知的貢献を行っている。
  • 地域貢献の活動に学生と教職員が取り組むことによって、学生にとって課外活動を通じた実地体験に基づく学びを提供し、地域への貢献も行っている。

大学からのコメント

・「先端生命科学研究所」ではベンチャー創出のみならず、地元自治体のバイオクラスター形成事業に基づく地域企業との共同研究プロジェクトを通じた研究成果の活用促進や、大企業との包括連携による社会人大学院生の受け入れ、また、隣接する高等学校から「高校生研究助手」を任用、将来世界的な研究者になりたいという夢をもった高校生・高専生を「特別研究生」として受け入れ、人材育成や地域活性化につながる活動を行っている。
・「社会・地域連携室」では、大学全体の地域との連携事例を集約し、情報発信を行っている。

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