基準９：社会連携・社会貢献
地元企業との取り組みや女性のキャリアアップ支援を通じた地域貢献
取組み事例
2014（平成26）年度に「地域連携センター」を設置し、産学連携・地域貢献の活動を集約して、地域連携包括協定を結ぶ市川市等の自治体や地域企業からの要請に基づいて活動しており、「いちかわ市民アカデミー講座」の開催、近隣の大学や高等学校等からなる複数のコンソーシアムを設け、地域と大学との融合を図っている。また、リカレント教育として「社会人学び直しプログラム」を設けて女性のライフコースに応じた修学機会を提供し、地域の企業で役立つ知識と技術力の向上を支援し、社会で活躍する女性のキャリアアップを支援している。これらについては、「地域連携協議会」で学外者の意見を踏まえて検討し、毎年改善を図りながら発展させており、地域の声に耳を傾けながら社会連携・社会貢献を進めていることは評価できる。
ここがポイント
- 地元自治体、地域企業、近隣大学等と連携を図り、さまざまなプロジェクト活動を通じて社会貢献を行っている。
- リカレント教育として「社会人学び直しプログラム」を開設し、女性のキャリアアップを支援する機会を設けている。
大学からのコメント
"和洋女子大学は「開かれた大学」をめざして、大学および大学院の教育研究成果を社会に還元すべく取り組んでいます。
【地元自治体、地域企業、近隣大学等との連携】
本学では2014（平成26）年度に設置された「地域連携センター」を中心に、地元自治体、地域企業、近隣大学等との連携に力を入れています。まずメインキャンパスの所在する市川市および近隣の浦安市とは包括連携協定を締結して「いちかわ市民アカデミー講座」を毎年開催するほか、審議会等委員の派遣などを行っています。また地域の企業とも包括連携協定を結びPBL（Project-based learning）でコラボレーションを行うほか、複数の企業と商品開発などに協力しています。さらにメインキャンパスの所在地が県内でも有数の文教地区として多くの学校・大学が所在することから、「国府台コンソーシアム」を結成し地域の防災や活性化で連携しています。また市川市内にある5大学で「大学コンソーシアム市川」を結成し、自治体・産業界とも連携して産官学プラットフォームとして活動をしています。
【「社会人学び直しプログラム」と女性のキャリアアップ支援】
本学は「人を支える『心』と『技術』を持って行動する自立した女性の育成」を建学の精神とし、女子大学として女性のライフコースに応じた修学機会を提供しています。そのなかでリカレント教育として「社会人学び直しプログラム」を設置して女性のキャリアアップにつながる支援を行い、「地域連携協議会」を通じて、外部からの要望や意見を取り入れるよう尽力しています。さらに2021（令和3）年度にスタートした中期計画においても、卒業生を含む女性のキャリアアップ支援の充実をその主要な課題として位置づけ、今後の新たな取り組みを開拓していきます。