基準3:教育研究組織
「国際化に向けた教育力の向上」に資するプログラムを推進する全学組織の設置

種別 | 大学評価 |
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年度 | 2021年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | 4,001人~8,000人 |
関連タグ |
取組み事例
グローバル化に対応した教育研究組織の改善・向上が顕著である。第三次中期計画における戦略的事項として掲げた「国際化に向けた教育力の向上」に沿い、ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラムの全学的な推進及び充実を担う「武蔵大学PDP教育センター」を新設した。同センターにより、クォーター制の一部導入等グローバル化に向けた取り組みが進展しており、「建学の三理想」の実現に向けた前進として評価できる。
ここがポイント
- ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラムを全学的に推進し、充実を担う教育研究組織「武蔵大学PDP教育センター」を新設した。
- 「武蔵大学PDP教育センター」の新設により、クォーター制の一部導入等グローバル化に向けた取り組みが進展した。
大学からのコメント
・ロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(以下、「PDP」という。)は、ロンドン大学の科目と武蔵大学の科目を武蔵大学において履修し、武蔵大学の学士(経済)とロンドン大学のBSc in Economics and Management(経済経営学士号)を取得するプログラムです。従ってPDPの事業計画の策定・運営にあたっては、ロンドン大学(学位授与)やLSE(学術監修)と整合性を保つことが不可欠であり、特に重要と考えたのは、学年暦と教員組織の問題です。
・ロンドン大学の学年暦は9月に始まり5~6月に終わるものであり、PDP履修生は5~6月にロンドン大学の試験を受けることになるため、授業もこのサイクルで開講する必要があります。そこで、 PDP履修生向け科目の授業科目は、大学全体の学事日程と調整しつつ、PDP教育センターにおいて策定し、クォーター制の導入によってロンドン大学の試験にも対応可能なサイクルで開講することにしました。
・当然のことながらPDPの授業は英語で行われ、その内容は英米の一流大学のスタンダードに合わせたものになっています。こうした授業を開講するためには、英米でPh.D.を取得した外国籍教員の存在が不可欠です。日本語を理解しない外国籍教員を採用し定着させるため、機動的に対応できるようPDP教育センターを所属先とし、既設学部とは異なる教員の採用方法を取り入れたことが有効でした。
・2022年4月に国際教養学部を開設し、経済学部のプログラムの一部であったPDPを同学部の経済経営学専攻に移行し、規模を拡大することになりました。これに伴い、PDP教育センターが担ってきた機能も段階的に同学部に移行します。
関連サイト
- PDPについて https://www.musashi.ac.jp/faculty/liberalarts/em/pdp/index.html
- 国際教養学部 https://www.musashi.ac.jp/faculty/liberalarts/index.html