基準7:学生支援
自主自律の精神を体現する、学生主体の地域に根ざした取り組み
取組み事例
学生支援に関する方針において、学生が自主自律の道を歩み、生活信条を実践することができるよう組織的な支援を行うことを掲げ、学生の自主的な活動を推進している。例えば、学生有志団体「学生CRED」が「学生と教職員の交流会」や「新入生ウェルカムパーティー」等の学内交流イベントを企画・運営しているほか、学生有志団体「食リンピック実行委員会」が地域の子ども及び保護者等を対象に食育ゲームを通じて楽しみながら食を学ぶイベントを開催している。さらに、地域の親子にあそび場を提供する「森のサロン」においても学生プロジェクトによる企画を実施するなど、学生による建学の精神「自主自律」を体現した多様な活動を展開していることは、評価できる。
ここがポイント
- 学内交流イベントを企画・運営することで学生の自主性と主体性を育み、建学の精神「自主自律」を具現化する取り組みとなっている
- 食育イベントや学生プロジェクトなど、学生が地域社会と関わりながら学びを深める活動となっている
大学からのコメント
「学生CRED」は新入生と上級生が直接交流する「ウェルカム交流会」を企画・運営・実施し、当日の様子をInstagramで発信するなど、学生自身の新入生時の経験を生かした取り組みを行っている。また、学生アンケートの結果を踏まえ開催している教職員との交流会は、学生・教職員の交流だけでなく、学生支援の在り方を双方で検討する有意義な機会にもなっており、「学生CRED」は学生と教職員の相互交流の橋渡しとしての役割も果たしている。
「食リンピック」は、子どもから高齢者までが参加できる五感を使った食育ゲーム形式のイベントで、学生が主体となり企画・運営している。2024年度の緑苑祭(学園祭)では「第18回食リンピック」を開催し6種の食育ゲームを実施し、地域から延べ1,338名が参加するなど、多くの反響を得た。「食リンピック」は大学の地域連携の役割を果たしており、地域の世代交流や食育活動に寄与している。
「森のサロン」は、0~3歳の親子を対象とした子育てひろばで、地域子育て支援拠点事業として板橋区から受託されている活動である。学生が造形活動を元に環境構成やワークショップを企画・実施する「学生がつくるサロンプロジェクト」を柱とし、親子の交流を促進する地域密着型の場を提供している。「森のサロン」は地域の子育て支援の拠点として機能しており、児童学科・保育科を要する本学の資源を地域に還元する役割を果たしている。
関連サイトのURL
- 東京家政大学HP:学生CRED
- https://www.tokyo-kasei.ac.jp/campus_support/FD_SD/students_cred.html
- 東京家政大学HP:ヒューマンライフ支援センター
- https://www.tokyo-kasei.ac.jp/society/hulip/
- 東京家政大学HP:取り組み紹介~食リンピック
- https://www.tokyo-kasei.ac.jp/society/hulip/activities/07_016.html
- 東京家政大学HP:ヒューマンライフ支援センター 森のサロン
- https://www.tokyo-kasei.ac.jp/society/hulip/salon/index.html