基準6:教員・教員組織
学生の意見を採り入れた教育改善活動
取組み事例
学生・教員・職員が一堂に会して教育について意見交換し、理解を深める機会として「学生FD CHAmmiT」を開催しており、学生自身が受ける教育の質やその改善について関心を持つよう促すとともに、話し合った内容を「学部への提案書」としてまとめ、それを踏まえて、各学部で学生・教員・職員の三者で協議を行ったうえで「学生への回答書」として理想の学部に向けた提案や意見への対応を公表している。このような取り組みから、施設の整備や実務的な教育の充実などの教育改善につながっており、教育の改善・向上に学生からの意見を採り入れる仕組みを組織的に機能させていることは評価できる。
ここがポイント
- 全学的に取り組むことで、多くの学生に自身が受ける教育の質やその改善について関心を持ってもらうよう促している。
- 効果的な教育改善の実現につながるよう、学生・教員・職員が一堂に会して意見交換を行い、その結果を提案書としてホームページで公表している。
- 実際に教育改善につながった事例もあり、成果も上がっている。
大学からのコメント
本学では、FDを「自主創造の理念の下に日本大学を取り巻く外的諸要因をも分析して、学問領域単位(学科・専攻等)での教育プログラムを常に見直し、それを実行するため、教員が職員と協働し、学生の参画を得ながら組織的に取り組む諸活動」と定義しています。
本学の全学的なFD活動は、日本大学FD推進センター(以下「推進センター」という)によって実施されています。推進センターでは、センター長、副センター長、ワーキンググループリーダー及び所管課である本部学務課においてリーダー会議を開催し、教員・職員のお互いの視点から意見を交換し合い、協働・連携により、本学のFD活動の実施及び方向性を決めています。
具体的には、年に1度、学生が教育改善に関するテーマを検討し、全学部から選出された学生・教員・職員が参加し意見交換を行う「日本大学学生FD CHAmmiT」を実施し、得られた改善意見に対して、各学部と連携し、改善状況を各学部ホームページにおいて公表しています。
また、推進センターが学部と連携したFD活動の一例として、「新任教員FDワークショップ」を実施しています。当該年度に本学に採用された新任専任教員に対し、高等教育を取り巻く環境の変化や「日本大学教育憲章」に基づく本学の教育理念及び教学施策について、各学部から選出された全学FD委員会の委員等が講演を行うとともに、シラバス作成のワークショップを実施しています。
詳細につきましては、関連サイトを御覧ください。
関連サイトのURL
- 日本大学FD推進センター
- https://www.nihon-u.ac.jp/fd-center/