私立
東京医科大学
基準7:学生支援
学生の状況を多面的にモニタリングすることによる早期サポート体制の整備
取組み事例
「学生・職員健康サポートセンター」が中心となり、「要注意学生フォローのフロー」を策定することで、他の学生支援組織や担当事務部門と連携して成績不良者・出席不良者・原級者・休学者・心身不良者を早期に発見する仕組みを構築して、学生に対するきめ細かなサポート体制を整備することで、問題の深刻化を未然に防止し、その結果として医学科、看護学科ともに原級者数が大幅に減少していることは評価できる。
ここがポイント
- 「要注意学生フォローのフロー」に沿って、他の学生支援組織や担当事務部門と連携して多面的に学生の状況を把握し、早期にサポートを開始することで問題の深刻化を未然に防止している。
大学からのコメント
学生・職員健康サポートセンターは、センター長(精神科医・学校医兼務)、臨床心理士2名、看護師1名、事務職員1名で構成されています。さらに、校医2名と感染症科医師2名が兼任でセンター員として加わり、身体面およびメンタル面の健康問題を支援する体制を整えています。
メンタル面の支援に関しては、精神科医であるセンター長と臨床心理士が「学生生活コンシェルジュ」として、新宿キャンパスと西新宿キャンパスに個室の相談室を設置し、学生生活における心理的サポートの機会を提供しています。
また、「要注意学生フォローのフロー」を策定し、①原級者、②出席不良、③相談教員が受けた違和感、④毎年実施しているストレスチェック(学生版メンタルチェック)で明らかになった心身不良の4つの手がかりを基に、学生が困り果てる前の段階で相談できる体制を構築しています。
今後も、事務部門や学年担任・相談教員と連携しながら、きめ細やかなサポートの提供に努めてまいります。