基準9:社会連携・社会貢献
地域とつながる、未来をつくる~神戸市発、学生から広がるボランティアの輪~
取組み事例
阪神・淡路大震災を経験した神戸に所在する大学として、広く社会からの要請に応えるべく、「社会連携部」を窓口として、社会・地域からの要望を受け付け、継続的に他地域を含めて広範なボランティア活動を展開している。なかでも、「ボランティア活動支援室」に所属する学生スタッフ(学スタ)が主導して企画・運営を行い、一般の参加学生に対する呼びかけ・支援も行うことで、学生自身のマネジメント能力の構築にも寄与しており、社会連携・社会貢献に関する方針に示した「グローバルな視点から地域・社会の多様なニーズに対応できる人材を育成する」取り組みとして、評価できる。
ここがポイント
- 神戸市以外の地域においても広範なボランティア活動を展開し、多様な地域社会のニーズに応えている。
- 各学部・研究科の専門性を生かして課題解決に取り組むと同時に、教職員・学生が継続的に災害支援ボランティア活動を行っている。
- 「ボランティア活動支援室」に所属する「学生スタッフ(学スタ)」が活動における企画・運営を自ら行い、マネジメント能力の醸成を図っている。
大学からのコメント
神戸学院大学は、2つのキャンパスに「ボランティア活動支援室」を設置し、ボランティア活動を希望している学生に対し、ボランティア情報の提供と個別相談を行っています。情報提供と個別相談は、専門コーディネーターに加え、ボランティア活動支援室に所属している100名近くの「ボランティア学生スタッフ(通称「学スタ」)」も行っています。学スタの行動指針は「参加」「相談」「企画」の3つです。まず、自分自身がボランティアに「参加」し経験を積みます。次に、その経験を活かしボランティア経験のない学生の「相談」に乗ります。最後に、ボランティアの経験と相談の経験を活かし、学生が参加しやすいボランティアを「企画」します。このようにして、学スタの学生は、主体的に実行する力、考え抜く力、チームで働く力などを磨いています。また、学スタは、分野ごとに、医療班、災害班、国際班、子ども班、環境班、広報班の6つの班に分かれて活動をしています。6つの班は、班横断的にコラボレーションしたり、「学生コーディネーター力を高めるチーム」といったプロジェクトチームを構成したり、柔軟に機動力をもって活動しています。学スタは、学生と地域社会、そして大学を繋ぐ「学生ボランティアコーディネーター」として日々活発に行動しています。

関連サイトのURL
- 神戸学院大学 学生生活 ボランティア活動
- https://www.kobegakuin.ac.jp/support/volunteer/
- 神戸学院大学 學報.net フロントライン ボランティア活動
- https://www.kobegakuin.ac.jp/gakuho-net/frontline/2024/2024_08/index.html
- 神戸学院大学 被災地支援活動
- https://www.kobegakuin.ac.jp/earthquake/volunteer/
- 神戸学院大学 社会連携
- https://www.kobegakuin.ac.jp/social_contribution/
- 神戸学院大学 SDGs × KOBE GAKUIN UNIVERSITY
- https://www.kobegakuin.ac.jp/sdgs/