基準7:学生支援
入学から卒業まで学生一人ひとりに寄り添った学生支援~アカデミック・アドバイザー制度の整備・活用~
取組み事例
「学生支援に関する基本方針」に基づき、「全学学生委員会」のもとで担任がアカデミック・アドバイザーを務め、学生の履修から進路の状況に至るまで助手、職員と連携して入学時から一人ひとりに寄り添った支援を行い、全ての学生との定期的な面談を通じて学生の学習状況等を把握し、きめ細かな指導・支援を行っている。また、「担任(アカデミック・アドバイザー)による学生指導・相談ガイドライン」や「教職員のための学生対応ハンドブック」を作成し、アカデミック・アドバイザーの目的・役割、具体的な業務、学生面談の方法や注意点等を共有するための工夫を講じ、効果を高めていることは評価できる。
ここがポイント
- 学生生活の節目に教員が担当の学生全員と面談を実施し、学生の悩みや不安に対して積極的に指導を行う
- 学生に関する情報を学内ポータルサイトで助手や職員にも共有し、教職協働で対応している
大学からのコメント
学生一人ひとりに対する多方面からの手厚いサポートは共立女子大学の特長の一つです。本学における「手厚いサポート」とは、過度に干渉する支援ではなく、学生の主体的な自立を支援することを目的としています。
そのための最も特長的な仕組みが、全ての学生に担任(アカデミック・アドバイザー)を配置する制度です。担任は各学部の専任教員が務め、授業等で日々接する身近な存在として学生一人ひとりの状況を把握し、適切な支援へと繋げる役割を担っています。
本学では、担任(アカデミック・アドバイザー)制度による支援を全学的に統一して実施するため、「担任(アカデミック・アドバイザー)による学生指導・相談ガイドライン」を全教員で共有しています。これにより、担任面談の実施基準や各学生の状態を記録・確認する方法、さらには状況に応じた相談先について共通認識を持ち、学生生活の節目はもちろん、必要に応じて随時学生と面談を行うことで、学生一人ひとりが抱える様々な困りごとを的確に把握できる仕組みが整っています。また、「担任(アカデミック・アドバイザー)による学生指導・相談ガイドライン」や「教職員のための学生対応ハンドブック」は教職員の意見を取り入れてより充実した内容に毎年度更新し、細やかな支援を実現しています。
このような手厚いサポートによって、卒業生を対象としたアンケート調査では、「担任(アカデミック・アドバイザー)制度」の満足度は90%を超えています。
今後も、学生が安心して学び、成長できる環境づくりを目指し、学生支援体制のさらなる充実・アップデートを継続していく予定です。
その他、詳細については関連サイトをご覧ください。