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多様な学び、多様な成長 ~一人ひとりに寄り添う「5Stage制」~

私立 神奈川歯科大学

基準4:教育課程・学習成果

多様な学び、多様な成長 ~一人ひとりに寄り添う「5Stage制」~

神奈川歯科大学
種別 大学評価
年度 2024年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

1年を5期に細分化した「5stage制」により、学習内容の理解促進や定着化を図るとともに、留学生に向けて「歯学のための日本語」「医療コミュニケーションのための日本語」等の歯科医師に必要な語学力を向上させるカリキュラムを設けている。また、1年次から3年次の成績優秀者を対象として「自己探求学」を各年次の最終ステージ(stageⅤ)に配置し、ボランティアやインターンシップのほか、大学院での研究活動・研究発表に参加するなど実践的かつ多様な学びの機会を提供している。このように歯科医師に必要な専門知識・技術に加え、主体的に学び続ける姿勢の習得につながることが期待できるため、さまざまな学生の特性・学びの状況の応じた教育課程の編成として評価できる。

ここがポイント

  • 「5stage制」の導入により、1stage(7週間)毎に学習内容を着実に理解していくことができ、知識の定着を促進している。
  • 留学生を積極的に受け入れており、日本で歯科医師として働くための知識を身に付けるため、「歯学のための日本語」「医療コミュニケーションのための日本語」など実践的な語学カリキュラムを設け、専門教育以外の学習を全学的にサポートしている。
  • 成績優秀者を対象とした「自己探求学」では、被災者支援・医療支援のボランティアや外部の診療所などでのインターンシップ、大学院での研究活動に参加する機会を提供し、実践を通じて主体的に学び続ける姿勢を醸成している。

大学からのコメント

・神奈川歯科大学では1年間を5つのstageに分け、少ない科目を集中的に学修し、無理なく着実に履修でき、「学士力」の向上を目指した教育を実践している。また5stage制は、単に学期を細分化するものではなく、歯科医師を育成する上で必要な教育科目を体系的な4系統(歯科咬合医療系、生命科学口腔病態系、社会と歯科医療系、神奈川歯科大学固有系)から構成し、各コースは学修の順位性を考慮して初級から高度な内容へと積み重ねることにより確実に学修が進むように配慮している。

・神奈川歯科大学の特徴として留学生が一定数在籍していることが挙げられる。2024(令和6)年度より共用試験が公的化され、診療参加型臨床実習の充実化も図られている。歯科医師として必要な日本語能力を身に付け、日本語で患者さんと円滑なコミュニケーションを図ることが出来るように、本学では「歯学のための日本語」「医療コミュニケーションのための日本語」を開講している。

・自己探求学はstageⅠ~stageⅣで学んだ内容を振り返り、知識を定着させるための科目であるが、2024(令和6)年度からは、成績が優秀で学習態度も優れた学生のために、様々な価値観の人たちと交流し、新たな気づきと自己成長の機会を得るためのコースを選択できるようになった。さらに、2025(令和7)年度からは選択肢が5つへ広がり、①ボランティア活動、②研究、③インターンシップ、④国内外短期留学、⑤実戦で学ぶ歯科医院経営(桜美林大学との連携)から学生自身が自分に合った方法での研鑽・体験等を通じたアクティブラーニングを実践できる。

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