2 教育課程・学習成果、学生
豊富な科目による充実した学習環境の整備

種別 | 知的財産専門職大学院認証評価 |
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年度 | 2023年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
関連タグ |
取組み事例
①基幹法領域、②イノベーション支援領域、③グローバル領域、④ビジネス領域、⑤分野横断領域、⑥研究領域の6つの領域より構成された約60の科目を設け、知的財産人材として習得すべき内容を提供するとともに、学生の多様なニーズに対応できるカリキュラムを編成しており、充実した学習を行う環境を整備していることは高く評価できるが、今後、時代や環境の変化に応じた科目内容の拡張等についても、継続的に検討することが期待される(評価の視点2-2)。
ここがポイント
- 6つの領域に約60の科目を設け、企業・行政・研究機関等における知的財産の活用に必要な専門知識のほか、論理的思考力・分析力・表現力・交渉力、グローバルな視野・実務技能等、知的財産人材として必要な能力等を習得できる内容を提供している。
- 学生の多様なニーズに対応できるカリキュラムを編成しており、充実した学習を行うことができる環境を整備している。
大学からのコメント
(1)多様なニーズに応える教育内容
知的財産分野は、テクノロジー、デザイン、ブランド、コンテンツ、法律、ビジネス、グローバルといったさまざまな多くの要素に関係しています。
そこで本大学院では、入学希望者の多様なニーズに応えるために、知的財産の専門総合大学院として、合計数は約60に及ぶさまざまな授業科目を豊富に用意しており、学習者は、豊富な選択肢の中から自分の将来像に応じた最適な科目を選択し、自分のニーズに合致した履修設計をすることができます。
(2)履修計画・学修環境
(ⅰ)将来像に応じた履修設計
イノベーション支援人材、グローバル知財人材、知財マネジメント人材、知財オールラウンド人材など、将来の希望に応じた最適な履修設計ができます。
(ⅱ)入学時の到達度に応じた履修設計
知的財産の初心者から弁理士試験合格をめざす人まで、体系的知識の有無や実務経験の有無に応じた最適なかたちで履修計画を立てることもできます。
① 知的財産を初めて学ぶ方
各領域における基礎的事項をバランスよく学修することが必要になります。特に、知的財産の高度専門人材として必ず身に付けるべき基本的な知識能力を修得するためには、基幹法領域において知的財産法基礎科目を履修することが推奨されます。
② 知的財産の知識はあるが実務経験のない方
不足している、またはさらに強化したい知識・能力に関する科目に重点を置いた履修計画を立てることが必要です。実務知識の不足を補うことが重要であるため、イノベーション支援領域における科目を重点的に広く学ぶことが推奨されます。
③ 実務経験はあるが知的財産を体系的に学びたい方
知的財産の理論面での知識を体系的に学び直すアプローチと、実務上の経験の偏りを是正するために特定の関心領域について深く学ぶアプローチがあります。自身のタイプを認識したうえで、対応する領域を重視して履修することが推奨されます。
④ 弁理士資格の取得をめざす方
弁理士試験短答式筆記試験の一部免除対象科目のほか、免除対象以外の試験科目である著作権法(著作権法要論・特論)と不正競争防止法(不正競争防止法要論・特論)を中心に履修することが推奨されます。
