3 教員・教員組織
公衆衛生的課題に関する教育の発展を促す「ベストコースワーク賞」

種別 | 公衆衛生系専門職大学院認証評価 |
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年度 | 2023年度 |
区分 | 国立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
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取組み事例
質の高い授業を行った講義を称えるため「ベストコースワーク賞」を2019年度から開始している。従来からのベストティーチャー賞が教員を対象とするのに対して、ベストコースワーク賞は比較的若手の特定教員も分担して授業を行うコースも対象とすることで、若手教員のモチベーションを高めている。また、複数の教員・専門家がオムニバス形式で提供するコースも受賞していることから、教育内容・方法等を工夫する動機付けになっており、多面的なアプローチが必要な公衆衛生的課題に関する教育の発展に寄与していると評価できる(評価の視点3-7)。
ここがポイント
- 学生の授業評価アンケートの回答や授業全体の評価を反映したうえで、受賞授業を選出し表彰している。
- 若手の特定教員が分担して授業を行うコースも対象とし、モチベーションを高めている。
大学からのコメント
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻では、教育上の成果及び教育課程の改善等のため、学生によるオンラインでの授業評価を全ての科目に対して行い、その結果を各教員にフィードバックすることで、講義内容の改善及びカリキュラム編成の参考としている。また、学生投票により毎年、ベストティーチャー賞及びベストコースワーク賞を選考し、講義工夫のポイント等を教員に共有している。このベストコースワーク賞は科目単位での受賞となるため、若手教員も含む複数の教員で構成される良質な講義を顕彰する目的も兼ねており、その点が長所として評価いただいたものと思われる。実際、2022年度(2023年5月発表分)では複数の担当教員からなる科目(臨床研究計画法Ⅰ)が受賞している。
また、賞の選定以外にも、「カリキュラム評価規程」を定め、博士後期課程に進学した学生よりカリキュラムに関して、ディプロマポリシーを達成している授業構成になっているかどうか、コア領域の内容重複などに関する意見を収集している。収集された学生等の意見は教務委員会にて議論された後、社会健康医学系選考教員会議にて情報共有及び対応策に関する検討を行っている。
関連サイトのURL
- ベストティーチャー賞2022およびベストコースワーク賞2022の受賞発表
- https://sph.med.kyoto-u.ac.jp/news/7123/