3 教員・教員組織
研究成果の教育への還元と、社会への発信
取組み事例
研究成果を「RTOCS」(Real Time Online Case Study)の演習テーマとして扱い、教育内容に還元しているほか、シリーズ書籍として出版する活動は、研究を促進するための特色ある取組みとして評価できる(評価の視点3-7)。
ここがポイント
- 教員の研究成果をリアルタイム・オンライン・ケーススタディ(「RTOCS」(Real Time Online Case Study))の演習テーマとして、授業科目のなかで扱っている。
- シリーズ書籍『BBT リアルタイム・オンライン・ケーススタディ』としても刊行し、社会へ公表している。
大学からのコメント
①概要
BBT大学院の教育方法の大きな特徴の一つは、リアルタイム・オンライン・ケーススタディ(RTOCS)と呼ばれる実践的な演習です。これは、学生が実際の企業の経営課題に取り組み、経営者目線で戦略や対策を分析・立案するものです。
②目的
RTOCSの目的は、科目横断的な実践力を養成することです。学生は、インターネットや企業情報データベースなどを活用して自ら情報収集を行い、分析、問題解決、意思決定を行うことで、経営学の理論や知識を統合的に実践することができます。
③特徴
最新の経営課題を扱う: RTOCSでは、毎週異なる実在する企業の最新の経営課題を取り扱います。学生は、常に変化するビジネス環境に対応し、最新の情報に基づいて判断を下す能力を養うことができます。
限られた時間の中で解決策を導く: RTOCSは、1週間という限られた時間の中で解決策を導き出す必要があります。学生は、時間管理能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力などを鍛えることができます。
科目横断的な知識を統合する: RTOCSは、経営戦略論、新資本論、現代の経営戦略などの科目で学んだ知識を統合的に活用する必要があります。学生は、異なる分野の知識を結びつけ、複雑な問題を解決する能力を養うことができます。
④成果
BBT大学院は、RTOCSの研究成果として、シリーズ書籍「BBT リアルタイム・オンライン・ケーススタディ」を刊行しています。これまでに累計30冊以上のケースを発刊しており、全国約500社の企業経営者の勉強会を支援するなど、社会への情報発信も行っています。