国立
神戸大学大学院 経営学研究科現代経営学専攻
3 教員・教員組織
専門分野の学術研究及び実務に基づく研究の継続的実施に対する組織的な支援
取組み事例
「公益財団法人神戸大学六甲台後援会」の研究教育助成事業による補助を受け、教員は一定期間講義や学務を免除され、赴任順に在外研究が行える制度を整備しているだけでなく、その制度が着実に利用されている。このことにより、当該専攻における教育に資する研究のあり方を踏まえた専門分野の学術研究及び実務に基づく研究の継続的実施に対する組織的な支援となっていることは評価できる(評価の視点3-7)。
ここがポイント
- 「公益財団法人神戸大学六甲台後援会」による研究教育助成事業の補助を受け、教員は一定期間講義や学務を免除され、赴任順に在外研究が行えるようになっている。
- この制度が着実に利用されている。
大学からのコメント
神戸大学MBAでは「研究に基礎をおく教育(Research-based Education)」をコンセプトの1つに掲げていますが、これには2つの意味があります。1つは、学生が、既存の研究蓄積を踏まえて新たな経営学の地平を切り開く「研究」によって職場の問題解決に取り組むこと。もう1つは、学生を導く教員も研究に継続的に従事し、最先端の経営学を切り開きつつその知見を教室に持ち込むこと、です。この後者を支えるものの一つが、在外研究です。在外研究では、教員は一定期間、講義や学務を免除され、海外の大学に滞在して研究に専念します。得られた研究成果は、学術雑誌に掲載されて論文となったり書籍として出版されたりしますが、そこには実際の経営に対する示唆を多く含んでいます。
六甲台後援会の研究教育助成に支えられているからこそ、神戸大学MBAの教員は在外研究に専念することができ、その知見を教育に生かすことができています。この場を借りて、ご支援いただいている六甲台後援会にお礼を申し上げるとともに、我々教員も、さらに研鑽を積み、より多くの研究成果を社会に還元していきたいと思います。