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国家試験の合格を目指した手厚いサポート

私立 北海道医療大学 歯学部歯学科

2 教育の内容・方法・成果

国家試験の合格を目指した手厚いサポート

北海道医療大学 歯学部歯学科
種別 歯学教育評価
年度 2023年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

成績不振者に対する学修支援では、個別面談の実施、個別学習指導の実施、FDワークショップなど年次に応じたきめ細かな対応が行われていることは評価できる(評価の視点2-6)。

ここがポイント

  • 年次に応じたきめ細かな修学指導を行っている。

大学からのコメント

 本学部では、歯学教育モデル・コア・カリキュラムを中心に本学の特色である多職種連携医療教育、医療コミュニケーション教育および海外臨床研修・実習などを取り入れたカリキュラムを構築し、高齢社会における地域医療に貢献し、国際的に活躍できる歯科医師の養成を目指した教育を行っている。この独自のカリキュラムに基づいた歯学教育を実践し、各学年での成績評価を厳正に行うことによって、その結果として歯科医師国家試験合格率の向上を目指している。
 本学では個性豊かな学生を増やし、大学教育の活性化を目指すため、多様化した形態での入学試験を実施している。その結果、歯学部入学者の経歴、個性、学力にも多様化の傾向がみとめられ、本学部では個々の学生に応じた以下に示す教育支援(生活指導、学修指導)に力を入れている。

1)主任・担任の配置と学生指導委員会の設置
 各学年に学生主任1名(6学年2名)、教務主任1名、担任8~12名を配置し、担任一人が5名~10名の学生を個別に指導している。中間試験・定期試験の前には必ず到達目標を学生に明示し、試験の前後に担任は受け持ちの学生に対して生活指導と学習指導を実施している。主任・担任会議を定期的に開催し、欠席の多い学生や成績不振な学生に対しては、早めに学生主任が保護者と連絡を取って、保護者と連携しながら学生を指導している。
 各学年での学生指導に加えて、歯学部長、学生部長・副部長、教務部長・副部長、各学年の学生主任および教務主任で構成される学生指導委員会を月に1回開催し、各学年における各種試験の成績、学生指導の状況、各学年で生じている問題とその対応などに関して情報を共有している。

2)歯学教育支援室・学習支援センターの設置と活動
 大学での学修習慣や学修方法が身に付いていない第1学年の成績不振者に対しては、歯学教育支援室で、①リメディアル教育、②個別学修指導、③不合格者が多い科目の補習の組み立てと実施、④前期中間試験の成績不振者を対象としたサマースクールの実施(基本的なアカデミックスキルの修得指導)、⑤放課後の自習指導などの教育支援を行っている。令和5年度から学習支援センターを新たに設置し、支援対象を第2学年~第6学年の成績不振者に拡大している。特に第6学年の学生に対しては、卒業判定基準試験や模擬試験の成績を基に行う個別学習指導に加え、苦手科目の補習にも個別に対応している。

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