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医療系学部合同の複数年次にわたる「多職種連携教育」

国立 広島大学 歯学部歯学科

2 教育の内容・方法・成果

医療系学部合同の複数年次にわたる「多職種連携教育」

広島大学 歯学部歯学科
種別 歯学教育評価
年度 2023年度
区分 国立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

トリアージや慢性疾患医療への対応などのチーム医療を学ぶために1年次及び高学年IPEを配置し、3つの医療系学部11職種による多職種連携教育を行っていることは特色として評価できる(評価の視点2-3)。

ここがポイント

  • 医学部や薬学部と合同で、医療関連職11職種による連携教育を1年次と5年次に実施している。
  • 1年次には、医療倫理や大規模災害時医療のトリアージを学んでいる。
  • 5年次には、臨床実習のなかで慢性疾患医療や介護医療のロールプレイを行っている。

大学からのコメント

 広島大学歯学部では、独自教育(アドバンスド・カリキュラム)として、歯学部教育の3つの柱であるバイオデンタル教育、多職種連携教育、国際化教育に基づく独自科目を設定しています。
 広島大学歯学部のあるキャンパスには、医学部・歯学部・薬学部があり、全国でも例を見ない医療関連職種11職種(医学部 医師・看護師・理学療法士・作業療法士・養護教諭・保健師・助産師、歯学部 歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・養護教諭、薬学部 薬剤師)の学士課程教育を行っています。そこで、平成22年より多職種連携教育を始めています。1年次専門職連携教育(IPE)では医療倫理や大規模災害時医療の際などのトリアージなどを学び、医学科・歯学科・薬学科の5年生、保健学科・口腔健康科学科の3年生はロールプレイなどで慢性疾患医療や介護医療について学びます。それぞれの医療職種のプロフェッショナリズムやスペシャリティを学ぶことのできる特徴的な教育です。

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