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厳密な成績判定を行うための工夫

私立 日本歯科大学 生命歯学部生命歯学科

2 教育の内容・方法・成果

厳密な成績判定を行うための工夫

日本歯科大学 生命歯学部生命歯学科
種別 歯学教育評価
年度 2023年度
区分 私立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

各科目の試験に加え、複数の教員が作問及びブラッシュアップした総合試験を実施して、より厳密な成績判定を行っている点は評価できる(評価の視点2-17)。

ここがポイント

  • 複数の教員による試験問題作成後、「ブラッシュアップ委員会」がブラッシュアップを行い、その正当性の向上を図っている。

大学からのコメント

本学では、第1~5学年の学期末に各科目の定期試験、第1、2、3、5学年の年度末に総合試験(第4学年は共用試験)、第6学年の本試験、学士試験、を実施し、公正かつ厳格に成績評価を行っている。特に、各学年の総合試験および第6学年の本試験、学士試験に関しては、出題数と問題形式を指定した厳密な客観試験問題の作成を各科目担当者に依頼している。提出された問題に対し、問題選定委員会がブラッシュアップを行い、指摘事項があれば出題者に書面提示、出題者の修正・再提出後も必要に応じて繰り返しブラッシュアップを行って試験冊子にまとめている。さらに試験後は、事後評価検討委員会が出題された全問題について事後評価(KV)を行っている。KV作業に先立ち、試験結果を出題者にフィードバックして、特に正答率や識別指数の低かった設問の要因分析の結果を「意見書」として収集することにより、出題者の見解を含めて問題の妥当性を評価している。試験結果の集計・分析の管理は教務部で統括し、その結果を基に教授会で成績審査を行なっている。
なお、本学では、問題選定委員会委員、機構派遣タスクフォースを交えて共用試験CBTの出題形式を題材としたワークショップを毎年開催し、教員の問題作成スキル向上に努めている。こうした多段階の客観試験問題の質向上を図る仕組みによって、様々な学力指標と相関の高い安定した成績判定を行うことで、客観的な単位認定に繋がっている。

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