国立
岡山大学 歯学部歯学科
3 学生の受け入れ
国際化を積極的に推進する「国際バカロレア選抜」の活用
取組み事例
入学試験における国際バカロレア選抜に関して、優秀な外国人への門戸開放と多様なバックグラウンドを有する優秀な日本人の獲得という観点から進めており、大学の国際化を積極的に推進する要素となっている。これにより、世界レベルの歯科研究を進める人材及び日本の歯科医療を各国に普及する人材としての活躍が期待される点は特色として評価できる(評価の視点3-2)。
ここがポイント
- 世界レベルの歯科研究を進める人材や、日本の歯科医療を各国に普及する人材の育成のために、「国際バカロレア選抜」を実施している。
大学からのコメント
岡山大学では、優秀な外国人への門戸開放と多様なバックグラウンドを有する優秀な日本人の獲得を目指し、2012年度より国際バカロレア(IB)入試を開始した。2018年度に初めてIB学生を迎え、2023年度に卒業している。2021年度からは毎年IB学生を迎えていることもふまえ、2023年度から募集定員を4名に増やした。歯学部では、3年次に歯学国際交流演習(ODAPUS)という海外短期留学制度を設けており、毎年多くの学生が海外の協定大学へ聴講生として留学している。IB学生は、これらの制度を利用する学生を牽引しており、この制度により留学した学生の中には将来、海外の歯科診療に携わりたいと考えている者も見受けられる。一方で、学部生の早い段階から研究志向を持ち、研究室に出入りするIB学生も見られ、学内の国際化のみならず、日本の歯科医療を海外へ普及する人材としての活躍が期待される。