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専門研究センター等の設置による、歯学研究人材の育成

国立 岡山大学 歯学部歯学科

4 教員・教員組織

専門研究センター等の設置による、歯学研究人材の育成

岡山大学 歯学部歯学科
種別 歯学教育評価
年度 2023年度
区分 国立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

歯学研究の分野での優れた研究成果をもって全学を牽引するために、組織面では口腔科学から学際的・国際的に広がる研究を推進するために、Advanced Research Center for Oral and Craniofacial Sciences(ARCOCS)と歯学教育・国際交流推進センターを設置し、毎月のARCOCSセミナーの開催、海外の歯学部・歯科大学との新たな協定の締結、そしてそれに基づく国際交流を通じ、高い能力を有する歯学研究人材の育成を推進している点は特色として評価できる(評価の視点4-5)。

ここがポイント

  • ARCOCSと歯学教育・国際交流推進センターを設置して、口腔科学から学際的・国際的な研究を推進している。
  • 毎月のARCOCSセミナーの開催、海外の歯学部・歯科大学との新たな協定の締結し、それに基づく国際交流を実施している。

大学からのコメント

歯学部先端領域研究センター(ARCOCS)は、歯学研究でフロントランナーを目指すに留まらず、新研究領域を開拓し、広く医学・生命科学に貢献できる研究を推進するとともに、その成果を歯科のみならず医療全般へ臨床応用することを目指して2014年に設置された教育研究分野横断的組織である。月例のARCOCSセミナーでは基礎・臨床歯学両分野からの研究者が研究に関する話題提供、情報交換を行い、分野横断的研究の萌芽を産む素地を提供している。そればかりではなく、歯学部研究を活性化する拠点としての機能を強化するため、研究環境の整備と研究人材の育成を続けており、そのアウトカムの一部としてARCOCS独自の研究成果も挙げている。具体的には2024年歯学部棟の大規模改装を通じ、最上階である10階「先端研究ゾーン」にARCOCS実験施設を集約するとともに機器の充実を図った。同時に、同階に新たに実験室を整備して科学技術振興機構 (JST) の2021年度創発的研究支援事業に採択されたブラジル出身若手科学者を、歯学部として初めて研究専任教員として迎え入れた。さらに学外の研究者とのコラボレーションに備え、同階に学外向けオープンラボラトリーを開設し、利用者を募集し共同研究を展開する予定である。
またARCOCS設置の翌年設置された歯学教育・国際交流推進センターを中心とした活動で、25を超える海外の大学と協定を締結し、学部生から教員まで派遣・受け入れ両面で活発な国際交流を続けている。この2つのセンターの活動を通じ、ボーダレスに活躍できる研究人材が育ちつつあり、今後歯学部の研究力を底上げするものと期待される。

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