基準9:社会連携・社会貢献
地域貢献を通した学びを実践する機会の提供

種別 | 大学評価 |
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年度 | 2023年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
関連タグ |
取組み事例
「藤女子大学未来共創ビジョン」に明示する「地域とつながる藤」を実践する取り組みを通じて教育研究成果を社会に還元している。特に人間生活学部では、地域の乳幼児を持つ親を支援するイベントを開催し、学生が子育て中の保護者と関わる体験をしている。さらに、北海道内の研究施設や市町村と連携し、共同研究を行い、商品開発や商品の普及に向け学生が積極的に参加している。これらの取り組みを通じて地域貢献を果たすとともに、学生が大学での学びを実践する機会にもなっていることは評価できる。
ここがポイント
- 「藤女子大学未来共創ビジョン」を実現する取り組みとして、学生が自らの学びを生かしながら様々な地域貢献活動に取り組んでいる。
- 地域の乳幼児を持つ親の支援や、北海道内の研究施設等と連携による商品開発などの地域貢献を行い、大学が学生の活動を支援している。
大学からのコメント
本学では、大学の理念・目的及び各学部の教育目的を踏まえ、教職員・学生・卒業生が共有する方針として、5項目から成る「藤女子大学未来共創ビジョン」を2017年に定め、ほぼ同時期に「社会貢献推進会議」を設置し、ビジョンの中の1項である「地域とつながる藤」を着実に推進・実行すべく取り組んでいます。特に、人間生活学部(人間生活学科、食物栄養学科、子ども教育学科)ではさまざまな地域連携活動を展開しています。具体的な活動内容としては、人間生活学部の学生が通う花川キャンパスのある石狩市と包括協定を結び、これまで小中学校での教育支援活動「SAT(スクール・アシスタント・ティーチャー)」を教職課程委員会の協力を得て実施したほか、大学と石狩市双方の図書館の相互利用などが行われています。その他には、子ども教育学科による地域の親子を対象とした子育て支援活動「お手てつないで」の実施や、人間生活学科プロジェクトマネジメント専修における地域貢献人材養成を目的とした学外組織と連携した実践的な授業の導入を各年次で試みています。また、食物栄養学科の教員による食品を中心とした産学共同研究や受託研究は、学部生や大学院生が参加し得る環境を整備し、そのもとで、北海道の食材の有効活用、商品開発、普及等の実践力を身に付ける場となっており、卒業後のキャリア形成にもつながっています。