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他機関との連携による「広島発の平和学」の更なる推進

公立 広島市立大学

基準9:社会連携・社会貢献

他機関との連携による「広島発の平和学」の更なる推進

広島市立大学
種別 大学評価
年度 2023年度
区分 公立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

広島市に設置された公立大学として世界平和の創造・維持に取り組むため、附置研究所である広島平和研究所において、時事問題や学術的な幅広い観点から平和を扱う「ヒロシマ平和セミナー」や国際シンポジウムの開催、平和研究に関するデータベースの構築に取り組むなどの諸活動を継続的に実施して学術研究の成果を広く社会に還元している。さらに、市や県内の大学及び広島平和文化センターと連携し、「ヒロシマ平和研究教育機構」を設置することとし、活動を拡張しつつ他機関と協働して国際社会における平和の重要性を担う体制づくりを進めており、「広島発の平和学」の更なる推進が期待できるため評価できる。

ここがポイント

  • 附置研究所である広島平和研究所において、戦争や紛争などの平和に関わる社会問題を取り上げる連続市民講座や国内外の専門家との連携による研究フォーラム、核兵器の廃絶や平和の構築をテーマとする国際シンポジウムなどの多様な活動を通して「広島発の平和学」の創出に継続的に取り組んでいる。
  • これらの活動を発展させるため、市や県内の機関と連携し「ヒロシマ平和研究教育機構」の設置を進め、平和に関する教育研究活動に取り組んでいる。
  • 広島市の特性を踏まえた「平和学」を地域や国際社会に発信することが期待できる。

大学からのコメント

本学は、世界で最初の被爆地である広島に設立された総合大学として、1998年4月に附置研究機関である広島平和研究所を設置し、核兵器の廃絶に向けた学術研究を進めるとともに、世界平和の創造・維持、地域社会の発展に貢献することを目指して、平和に関する教育・学術研究に取り組んでいます。
平和学研究科では、平和学をはじめ国際政治学、国際法学、国際関係論の関連する専門領域の分析手法を修得し、その上で、現実の諸問題を専門的かつ総合的に分析する能力を有するプロフェッショナルな人材を養成することにより、平和創造及び平和維持に貢献することを目的としています。

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