基準7:学生支援
「学生チューター制度」による効果的な学生支援の取り組み
取組み事例
学生がチューターとなり、個別面談等を通じて新入生の相談に対応する「学生チューター制度」を設け、新入生の円滑な大学生活のサポートをすることで、生活に悩みを抱える学生の減少に寄与している。また、同制度の運営の大部分をチューターが企画・立案することで、学生チューター自身の成長の機会にもなっている。さらに、教員の統括のもと、学生が学習支援を行う「学生アドバイザー制度」を設けており、生活支援と修学支援の両面から、学生による支援を行う効果的な取り組みとして評価できる。
ここがポイント
- 学生がチューターとなり、新入生の円滑な大学生活のサポートをすることで、生活に悩みを抱える学生の減少に寄与している。
- 制度の運営の大部分をチューターが企画・立案することで、学生チューター自身の成長の機会にもなっている。
- 教員の統括のもと、学生が学習支援を行う「学生アドバイザー制度」を設け、生活支援と修学支援の両面から、学生による支援を行っている。
大学からのコメント
長浜バイオ大学の学生チューター制度(愛称「ぴあサポ」)とは、主に2年次から3年次の学生チューターが1人当たり約10名の1年次生を担当し、入学直後から大学生活をサポートする制度です。学生チューターは、面談などを通して1年次生との信頼関係を築き、1年を通して日常的に支援します。履修や学習の方法、サークルやアルバイトのことなど、初年度につまずき易い様々な困りごとを自らの経験を踏まえてアドバイスし、場合によっては大学の適切な窓口へと案内します。1年次生のアンケートからは、学生チューターにより不安が解消され、早期に充実した大学生活を送る足がかりを得ていることが伺えます。一方、学生チューターたちは「ぴあサポミーティング」と呼ばれる定期的な会議により意見交換を行い、支援活動の向上を図っています。更に、1年次生の交流会や定期試験前の勉強会などの企画、次年度のチューター募集に関わる企画などを立案し、主体的に実施しています。学生チューターにとっても、異なる考えを受け入れて協力し合い、成長する機会となっています。学生チューターたちのサポート役であるチューターサポーターの教職員は、新年度に向けた学生チューター研修と毎月の活動報告の聞き取りを行い、解決し難い問題が生じていた場合には助言を行います。チューターサポーターおよび他の教職員から成る運営委員会は、制度の運営や次年度学生チューターの選考に関わっています。
学習アドバイザー制度は、3年次生から大学院生までの学習アドバイザー学生が、得意とする担当分野ごとに、主に1年次生および2年次生の学習相談に当たっています。それぞれの学習アドバイザー学生は、決まった曜日・時間に学習支援センターに待機し、下級生は気軽に来室して質問や相談ができます。単純に答えを求めるというより、双方が一緒に問題を考え、学習方法を考えることで、修学意欲を増す助けになっています。学習に困難を抱える学生が、信頼する学習アドバイザー学生に継続的に支援を受けることで修学を諦めなかった例もあります。学習アドバイザー学生による主体的なピアサポートが学びの場を形成することに寄与しており、この制度を始めて学習支援センターの利用者が増加しました。学習アドバイザー学生をサポートする役目は学習支援センターの教員が担い、対応が難しい場合などに相談に乗っています。
関連サイトのURL
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