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学生のボランティア活動を促進させる学生支援

私立 東北福祉大学

基準7:学生支援

学生のボランティア活動を促進させる学生支援

東北福祉大学
種別 大学評価
年度 2023年度
区分 私立
規模(収容定員) 4,001人~8,000人
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取組み事例

大学公認団体として活動する多種多様な学生ボランティア団体に対し、生涯学習ボランティア支援課において適切な情報収集及び情報提供やマッチングを行うのみならず、特に優れた自主的な活動を「地域活性化プロジェクト」として認定し、大学の資源を活用した支援を行うなど、積極的な支援と継続した改善・向上により、実際に多数の学生がボランティアの経験を有していることは、大学の理念である「行学一如(学問研究と実践実行は全く一体である)」を体現する学生支援の取り組みとして評価できる。

ここがポイント

  • ボランティアに関する適切な情報提供と積極的な支援体制を整備し、実際に多数の学生がボランティア活動の経験を有しており、授業外においても福祉の精神を涵養している。
  • 地域共生の理念に合致するボランティア活動を「地域活性化プロジェクト」として認定し、情報提供や助言のほか、大学設備の利用、広報活動の支援、必要経費の支給等を行っている。

大学からのコメント

【ボランティア活動】
 本学の建学の精神である「行学一如」とは、福祉学が理論や知識だけでなく、経験や実践が伴って初めて成り立つものであることを表しています。ボランティア活動は、まさに現場実習やインターンシップ同様、学生にとっても実体験から福祉を考えたり、福祉に不可欠な「思いやり」や「共感性」を育む貴重な機会となっています。本学におけるボランティア活動の歴史は古く、ボランティアサークルの設立は大学開学(1962年)以前に遡ります。1993年には、わが国の大学では初めてとなるボランティア活動の単位認定を行いました(福祉ボランティア活動Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ)。1995年に発生した阪神淡路大震災では、現地にプレハブを設置し、教職員とともに120名の学生が「心のケア」など支援活動を行うなど、災害ボランティアの契機となりました。その後も県の内外において災害ボランティア活動を行ってきており、2011年の東日本大震災では震災の翌日よりボランティア活動を実施し、延べ約6,000人以上の学生・教職員が復旧復興支援活動に携わってきました。現在、約40のボランティア系サークルがあり、課外活動としてもボランティア活動に積極的に取り組んでおり、地域創生推進センター生涯学習ボランティア支援課がサポートしています。



【学生自主活動「地域活性化プロジェクト」】
 ボランティア活動と同様に、本学では、建学の精神「行学一如」に基づき、「福祉の心」の社会化として「地域共生」の理念を掲げ、地域共生社会の実現に向けて実践的に取り組んでおります。また、本学はボランティア活動が盛んであり、生涯学習ボランティア支援課の窓口を利用して活動者数は毎年2,000名を超えています。その一環として、学生が自主的に行う地域活性化に係る活動のうち創造的なプロジェクトについて、学生の地域共生力の発展に資することを目的として支援しています。文字通り、個人又は有志グループが自主的に行うもので学外での活動を対象とし、教職員が様々な助言、支援を行います。所定の要件を満たすボランティア活動を2つ以上、年間30時間以上行い、レポート提出によって「福祉ボランティア活動Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」の単位が認定され、年間200人程度が認定されています。

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