基準4:教育課程・学習成果
専門性を重視した海外プログラムによるグローバル人材の育成

種別 | 大学評価 |
---|---|
年度 | 2023年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | 4,001人~8,000人 |
関連タグ |
取組み事例
「アクションプラン2030」に基づく教育環境やブランド力の向上の一環として、グローバルな感覚を有する学生の育成に取り組んでおり、海外インターンシップでは特許事務所や製造工場、建設工事現場における就業体験等による海外での専門技術力の修得に注力したプログラムを展開している。また、「東京都市大学オーストラリアプログラム(TAP)」では、留学先の大学と教養科目を共同で開発し、現地でのフィールドサーベイによる都市生活の分析を行うなど、学生の英語力向上とともに専門性を生かした国際的視野の修得につながっていることは評価できる。
ここがポイント
- 「アクションプラン2030」と連動する「東京都市大学国際化方針」を2020年度に策定し、「『国際的に活躍できる人材(グローバル人材)を育成し、社会に貢献すること』を目的として、国際化に取り組むこととする」と掲げている。
- 海外で実践的に学ぶ機会として海外インターンシップ等多彩な方法を採用し、国際的視野を身につけさせている。
- 現地では特許事務所や建設現場など学生の専門分野に応じた実践的な現場を体験させているほか、海外の大学と共同で科目を開発し、学生が現地でフィールドワークや調査を行い、その結果を分析する授業を行っている。
大学からのコメント
東京都市大学海外インターンシップは、専門技術力と共にグローバルに生き抜く逞しさを持った若者を育てるため、独自に開発し、改良を重ねてきたプログラムです。派遣先は、複数の選択肢から選択でき、夏期と春期の長期休業中に海外で約1か月間、実践的な業務に就業体験ができます。派遣先の開拓にあたっては、卒業生組織の校友会からの紹介や教職員の人脈を活用し、実施プランを一件毎に、教職員が派遣先と協議を重ねながら独自のプログラムを構築し、派遣学生へ事前教育、派遣中のサポート、帰国後教育まで行っています。また、派遣学生には渡航費や現地宿泊費などの一部を、大学独自の奨学金で支援しています。
「東京都市大学オーストラリアプログラム(TAP)」は、1年次からの準備教育と2年次の約4ヵ月間の留学を合わせた2年に亘る本学独自の国際人育成プログラムです。都市大の伝統である実践的な専門力を有した国際人の育成を目標として「英語で学び、英語で考え、英語で議論する」ことのできる学生を育てます。留学先の西オーストラリア州は、さまざまな国の出身者が暮らす多様性に富んだ州です。このような恵まれた環境の中で、国際人としてグローバルに活躍するための語学力と異文化を理解する力を磨きながら、自主性や自立心を高めます。TAP以外にもアジア・オセアニア地域のトップランク大学との交換留学制度など、入学から卒業まで絶えず国際性を磨くための機会を提供し続けます。
