私立
東京歯科大学
基準4:教育課程・学習成果
歯学と栄養学による新たな多職種連携教育-大学間連携による専門分野を横断した歯科医師の養成ー

種別 | 大学評価 |
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年度 | 2023年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
関連タグ |
取組み事例
「介護施設実習・地域包括実習・食物物性実習」では、他大学の栄養管理士養成課程と連携協定を締結し、歯学と栄養学による新たな多職種連携として口腔、摂食嚥下機能の治療、維持を行う歯科学と栄養アセスメントに基づく必要栄養量を食べやすく飲みこみやすい形態にして提案する栄養学に観点から、双方の大学の学生が合同授業で新たな調理法や食事方法を提案している。これにより、地域包括ケアの観点から広い視野を持ち、専門分野を横断して取り組む歯科医師を社会に輩出することが期待でき、効果的な教育として評価できる。
ここがポイント
- 今後の社会が必要とする歯科医師を育成すべく、歯学の専門的知識・技術のみならず、介護等の地域包括ケアの観点から広い視野を持つ人材の育成に取り組んでいる。
- 栄養管理士の養成課程を持つ大学と連携協定を締結し、両大学の学生が合同で実習を行い、異なる専門分野の知識・技術等を生かして新たな課題解決の方法を提案し、学生の自主性を伸ばす教育を行っている。
- 歯科学と栄養学の双方の観点から、飲み込みに障がいを持つ患者に適した食事・食事方法を検討し、将来的に、専門性の異なる分野と協働して新たな研究等に取り組める歯科医師の輩出が期待できる。
大学からのコメント
・第4学年で実施している「介護施設実習・地域包括実習・食物物性実習」では、他大学の管理栄養士養成課程と連携協定を締結し、口腔、摂食嚥下機能の治療、維持を行う歯科学と、栄養アセスメントに基づく必要栄養量を食べやすく飲みこみやすい食事の形態にして提案できる栄養学が連携することを目的に、合同授業を実施しています。
・授業の方略として受動的方法としての講義に加え、能動的方法として「実習、PBL、グループディスカッション、グループ発表」などを取り入れています。グループは3つに分かれ、地域包括支援センター実習、介護保険施設実習、食物物性実習をローテーションしています。また、地域包括支援センター実習、介護保険施設実習は実習先毎に小班に分かれ、少人数制の実習形態で教育効果を高めています。
・これにより、地域包括ケアの観点から広い視野を持ち、専門分野を横断して考察する学修が不可欠になることから、多彩な学部と交流できる多職種連携・協働は、学生にとって貴重な経験になると考えています。