私立
つくば国際大学
基準4:教育課程・学習成果
地域と連携した実践的な教育による社会性・問題解決性の習得

種別 | 大学評価 |
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年度 | 2023年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
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取組み事例
実践的能力を備え、社会の発展に貢献する人材育成として、例えば、保健栄養学科では、調理実習で「女性農業士との食農ふれあい交流会」を長年実施し、地場産物の栽培・調理方法を学び、食育に生かす知識を修得することで、それを給食センターでの臨地実習や卒業研究で実践している。地域の特産物や産業からの学びを地域社会に還元することで、大学の理念に示す「社会性」「問題解決性」を養っていることは、評価できる。
ここがポイント
- 国際性、社会性、学際性、未来性、問題解決性の5つを建学の理念とし、発展する社会の一員としての自覚を高め、社会科学に関する知識と教養を身につけた人材(社会性)、知識や技術を身につけるばかりでなく、常に問題解決に向かって意欲的に取り組む人材(問題解決性)の育成に取り組んでいる。
- いずれの学科でも実践的能力の涵養に努めており、保健栄養学科では、調理実習の授業で地域の農業士を招き、地域の産物の栽培・調理方法を学ぶなど、地域と連携した教育方法を採用している。
- 地域連携による学びを通じて、地域の特産物・産業を実践的に学び、培った知識等を活用して給食センター等の施設での臨地実習や各学生の卒業研究を行うなど、学生が学びを活用して課題を見つけ・解決する力を養っている。
大学からのコメント
保健栄養学科の学生は、将来の管理栄養士としての活躍が期待される。地域の女性農業士会との食農ふれあい交流授業を通して、食と農業の結びつきを理解することは、今後の栄養士活動においても大きな強みであると考え、地域貢献活動を実践している。この取り組みは、1年次から段階的に行うことで、学生の主体性を引き出し、2年次の学内実習、3・4年次の学外実習や研究・実践活動へと繋げている学生が多く見受けられる。本学科では茨城県内出身の学生が多く、県内での臨地実習施設や就職率が高く、卒後、管理栄養士・栄養士として活躍し、地域の健康増進や食と農の発展に貢献する人材育成の一助となることを期待している。