私立
中央大学
基準7:学生支援
「キャンパス・ソーシャルワーカー」を通じた全学的な学生支援
取組み事例
公認心理師等の資格を有する「キャンパス・ソーシャルワーカー」(CSW)を2023年度から全学部に配置し、学部事務室のCSW担当職員との連携のもと、修学上困難を抱える学生の対応をはじめ、教職員や保護者からの学生に関する相談等に応じている。対応にあたっては、学内外関係機関・部署と連携・調整しながら、学生への支援策の提案や見守りを行っている。従来であれば退学あるいは除籍とならざるを得なかった学生にCSWによる専門的な知見からの支援を提供することが可能となり、学修を継続できるようになるなどの成果につながっている。全学的な体制を整備して、学修に困難を抱える学生へ入学から卒業までのきめ細かい支援を行っており、多様な学生が学ぶ環境の構築に向けた支援として有効であることから、評価できる。
ここがポイント
- 障害者差別解消法施行以前の2014年度より、臨床心理士、精神保健福祉士または公認心理師の有資格者である「キャンパス・ソーシャルワーカー」を一部の学部に配置し、2023年度には全学部に配置して学生や保護者、教職員からの相談等に応じている。
- 定期的にCSW連絡会や勉強会、ケース会議を開催しており、支援技術の向上や新任CSWへのティーチング、学生対応に関する事案の共有・意見交換等を行っている。
- 支援を通じて、退学あるいは除籍とならざるを得なかった学生が学修を継続できており、全学としてきめ細かな支援を行っている。
大学からのコメント
本制度は、学内競争的資金である教育力向上推進事業(2012-2021年度)において、「発達障害の学生に対するトータルな学修支援(2014年度・文学部)」が採択されたことを契機として、その後、段階的に全学部に広がったものです。運用にあたっては、学内関係組織のメンバーから構成するCSW連絡会を置き、協力・連携の下、学生のサポートにあたっています。
関連サイトのURL
- 教育力向上推進事業(2014年度)発達障害の学生に対するトータルな学修支援
- https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/efforts/fd/educational_power/2014_03/