基準9:社会連携・社会貢献
地域と連携した歯科衛生の啓発活動

種別 | 短期大学認証評価 |
---|---|
年度 | 2023年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
関連タグ |
取組み事例
鶴見区や地域の職能団体と連携した社会貢献活動に短期大学部を含めて全学で長年にわたって取り組んでおり、近年では大学と鶴見区が連携して口腔健康の重要性を周知する絵本製作プロジェクトを開始し、当該短期大学部の歯科衛生科の学生が参加している。この絵本を区のホームページで公開し、地域関係者に配付することで地域社会の歯科衛生の啓発に貢献するとともに、参加した学生が専門知識を生かして主体性を養う教育的効果も生まれており、有意な活動として評価できる。
ここがポイント
- 全学的に鶴見区や地域の職能団体と連携した社会貢献活動に取り組んでいる。
- 鶴見区と連携して口腔健康の重要性を周知する絵本製作プロジェクトを開始し、短期大学部の学生も参加している。
- 地域社会の歯科衛生の啓発に貢献するとともに、学生の主体的な学びにもつながっている。
大学からのコメント
本学歯科衛生科は、横浜市鶴見区に所在することから、昭和53(1978)年から鶴見区が開催する「歯の衛生週間行事(現:歯と口の健康週間)」に地域への社会貢献の一環として、歯科衛生科の学生を派遣しています。その際、来場された方々に学生が作成した「歯磨きカレンダー」をお渡ししていたのですが、それをご覧になった鶴見区職員の方から絵が上手だとお褒めいただいたことがありました。そのことがきっかけとなり、平成31(2019)年4月1日に施行された「横浜市歯科口腔保健の推進に関する条例」を発端とした鶴見区役所における歯科保健啓発事業として、本学歯科衛生科との連携事業を発案していただき、鶴見区のマスコットキャラクターである「ワッくん」を主人公とした絵本を作成する「ワッくんによる歯科保健啓発媒体作成」プロジェクトが発足されました。
歯科衛生科の学生は、この絵本作成プロセスのうち「絵コンテ作成」を担当することになり、協力を募ったところ4名の学生が参加しました。元々、お話を考えたりすることが得意だったことに加えて、2年生後期~3年生前期に行われる臨地実習において、小学1年生や幼稚園・保育園の子どもたちを対象に歯磨きの大切さを知ってもらうための紙芝居を作成した経験があったことから、学生たちが主体となり絵コンテを完成させました。それをもとにワッくんのデザイナーの方が原画を作成し、「ワッくんのはみがきするよ!!」の絵本が完成、鶴見区内の保育園や歯科医院等に配布されました。鶴見区のホームページにも掲載され、無料でダウンロードできるようになっています。
絵本が完成した後、鶴見区福祉保健課のご担当者と一緒に学生たちはローカルテレビの取材を受け、地域情報番組「My You!(マイユー)」において、令和3(2021)年3月8日~14日に放映されました。
本連携事業を行うにあたり、本学地域連携推進課(現:総務課)を中心とした全学的なサポートがあり、学生だけでなく、教職員にとっても学内での連携を更に深めることができ、大変良い経験となりました。今後も、学業との相乗効果を図るべく、地域連携にも邁進する所存です。

関連サイトのURL
- 鶴見大学短期大学部HP
- https://www.tsurumi-u.ac.jp/site/junior/
- 鶴見区と本学との口腔ケア事業 ワッくんの絵本が完成しました
- https://www.tsurumi-u.ac.jp/soshiki/2/210216-2.html
- 絵本「ワッくんのはみがきするよ!!」
- https://www.tsurumi-u.ac.jp/uploaded/attachment/2439.pdf