基準9:社会連携・社会貢献
社会人の学び直しに特化した実践的な短期プログラム「enPiT Pro Security(ProSec)」

種別 | 大学評価 |
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年度 | 2023年度 |
区分 | 私立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
関連タグ |
取組み事例
情報セキュリティの実践力を有するIT人材の育成に向けた「分野・地域を超えた実践的情報教育協働ネットワーク(enPiT)」事業を継続するとともに、既に情報セキュリティ分野で活躍する社会人の学び直しに特化した実践的な複数の短期プログラムを提供する「enPiT Pro Security(ProSec)」へと発展させている。同分野の専門的な教育研究活動を展開する大学として、これらの事業・プログラムの拠点となり、わが国の情報セキュリティ分野の先端的な取り組みを牽引し、多様な実務現場で情報セキュリティリーダーを担う経営層・最先端の技術者等の人材の育成を目指して取り組んでいることは評価できる。
ここがポイント
- 既に情報セキュリティ分野で活躍する社会人の学び直しに特化した実践的な複数の短期プログラムを提供する「enPiT Pro Security(ProSec)」を展開している。
- 情報セキュリティ分野の事業・プログラムの拠点として、わが国の先端的な取り組みを牽引し、多様な実務現場で情報セキュリティリーダーを担う経営層・最先端の技術者等の人材の育成に取り組んでいる。
大学からのコメント
本学が代表校となり、中央大学、東京大学、国立情報学研究所他、企業・研究機関 11社の産学連携による研究と実務を融合した人材育成プログラムであり文部科学省の「平成19年度先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」に採択された「研究と実務融合による高度情報セキュリティ人材育成プログラム」(ISSスクエア)成果を発展させ、2012年度より「分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク」(通称enPiT)事業を開始いたしました。この事業は、情報技術を活用して社会の具体的な課題を解決できる人材を育成するため、複数の大学と産業界による全国的なネットワークを形成し、実際の課題に基づく課題解決型学習等の実践的な教育を実施・普及することを目的とする文部科学省「情報技術人材育成のための実践教育ネットワーク形成事業」に採択されたもので、クラウドコンピューティング、セキュリティ、組込みシステム、ビジネスアプリケーションの4つの分野を対象に、グループワークを用いた短期集中合宿や分散PBLを実施し、世界に通用する実践力を備えた人材を全国規模で育成することを目指すものです。本学はセキュリティの分野において、他の4つの連携大学(奈良先端科学技術大学院大学、北陸先端科学技術大学院大学、東北大学、慶應義塾大学)と共に企業と連携しながら、補助期間終了後もセキュリティ実践演習モジュールを実施しています。「enPiT Pro Security(ProSec)」は、これらの産学連携による人材育成プロジェクトの実績を元に、本学、東北大学、大阪大学、和歌山大学、九州大学、長崎県立大学、慶應義塾大学の7大学院が連携し、文部科学省「情報セキュリティ人材育成に関する調査研究」で提唱されたモデル・コア・プログラムに基づき、社会人の学び直しを支援する高等教育の体制を整え、さまざまな分野で活躍する情報セキュリティ分野のリーダー人材を育成する短期集中プログラムで、2017年度より取り組みを開始しています。各連携校を拠点とした地域の団体・官庁・企業と連携し、多様な産業ニーズに即した幅広い教育コースの開発・提供を行っています。
関連サイトのURL
- 情報セキュリティ大学院大学-情報セキュリティプロ人材育成短期集中プログラム(ProSec)Non-Degree Program
- https://www.iisec.ac.jp/admissions/prosec/
- 文部科学省平成29年度「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT) 情報セキュリティプロ人材育成短期集中プログラム」
- https://www.seccap.pro/