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地域課題の解決に向けた多様な機会の創出と活動の推進

私立 城西大学

基準9:社会連携・社会貢献

地域課題の解決に向けた多様な機会の創出と活動の推進

城西大学
種別 大学評価
年度 2023年度
区分 私立
規模(収容定員) 4,001人~8,000人
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取組み事例

長年にわたり地域課題の解決に向けて自治体や事業者との連携のもと地域貢献活動に取り組んでおり、これまで行ってきた取り組みを「城西大学連携教育・研究推進プロジェクト(J-CLIP)」として発展させている。同プロジェクトでは、学生が地域と連携した取り組みを行うゼミナール等を、新たに「地域志向科目」として位置づけている。このように学生が卒業までに何らかの形で地域課題に関わる機会を創出していることは、教育研究上の目的に掲げる主体的・協同的に地域社会に貢献し得る人材の養成に繋がる取り組みとして評価できる。

ここがポイント

  • 自治体、他大学、企業との連携協定を締結するほか、地域の図書館や美術館を利用して近隣小学校や地域住民との交流などを展開している。
  • 長年継続して行ってきた地域連携活動を「城西大学連携教育・研究推進プロジェクト(J-CLIP)」として発展させ、各教員単位での取り組みや学生参加型の活動を多数実施している。
  • 新たに各学部が開講する地域連携に関する内容を取り扱う科目を「地域志向科目」として新たに位置付け、展開を始めた。

大学からのコメント

「城西大学連携教育・研究推進プロジェクト(J-CLIP)」では、2013年より地域志向で教育・研究・社会貢献を目指した活動を展開しています。これは、地域課題の解決を通じた教育・研究プログラムを体系化することで、地(知)の拠点としての機能や教育の質を飛躍的に高めることを目的としています。この方針を具現化し地域連携を推進するために、2015年に地域教育医療福祉センター(J-CLIC)を設立、2018年から「地域連携センター」に改称して活動しています。
【地域志向科目】
全学部において、地域連携・地域課題解決に関する内容を取り扱う科目を開講しています。とりわけゼミナールや必修科目においては、学部の特色を生かした観点から、学生が主体的に課題解決について考えるほか、実際に現地へ赴いて活動、学外の関係者からの聴き取り等を含めた講義が展開されています。
【地域連携活動発表会】
地域連携活動を学内外に発表する場として、「地域連携活動発表会」を年1回開催しています。参加団体は、上述の地域志向科目だけでなく、図書館、クラブ・サークルなどの正課外のグループも発表しています。学生が自身の活動をパネルにまとめ、発表会当日は来場者に説明します。本発表会は例年、地域の方々を含めた100名以上の来場者が訪れ、活発な交流が生まれています。自身の活動や学びのアウトプットの場として、効果的に機能しています。
【図書館や美術館を利用した地域との交流】
水田記念図書館ならびに、本学創立者水田三喜男が生前に蒐集した浮世絵コレクションを母胎として創設された水田美術館(1979年開館、2011年新装開館)においても、活発な地域連携活動を行っています。
図書館では、2023年度に「地域相互協力図書館6館」との連携事業「館長と主務者の集い」「合同主催公開講座」「職員の合同研修会」を再開しました。公開講座、研修会は本学教員が講師となり、地域の方、公共図書館の方に研究成果を提供できました。また、坂戸市立図書館との連携で、坂戸市の小学生を対象とした「調べる学習応援講座」に初めて取り組み図書館学生アドバイザーが小学生の研究活動を支援しました。
美術館では、講演会、ワークショップといった地域住民が参加可能な展覧会イベント実施のほか、近隣小学生達による大学見学での浮世絵体験学習や、近隣中学校への出張授業を通じた浮世絵普及活動にも注力しています。

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