基準4:教育課程・学習成果
「学修成果」の可視化及び教育の改善につなげる取り組み
取組み事例
大学の理念に基づく学習成果を「共愛12の力」として明示し、各学年での達成状況を学生が「KCG(KYOAI CAREER GATE)」に入力して教員との面談を通じて能力の習得状況を共有し、学生の学習意欲を向上させ、4年間の学習成果をレーダーチャートで可視化している。これを発展させて公開履歴書システム「KCG+S(KYOAI CAREER GATE + Showcase)」を導入し、学生の学び・経験のエビデンスとして就職先等へ提供しているほか、学習成果を可視化することで明らかになった課題を踏まえて新たなカリキュラムを設計するなど、教育課程の改善にも活用していることは評価できる。
ここがポイント
- 「KCG(KYOAI CAREER GATE)」は、育成すべき能力として定める「共愛12の力」の達成状況を学生が自ら入力し、教員との面談を通じて能力の習得状況を共有することで、学生の学習意欲を向上させ、4年間の学習成果をレーダーチャートで可視化することができる学修成果収集記録システム。
- 「KCG」を更に発展させた公開履歴書システム「KCG+S(KYOAI CAREER GATE + Showcase)」を導入し、学生の学び・経験のエビデンスとして就職先等へ提供することができる。
- 学習成果を可視化することで明らかになった課題を踏まえ新たなカリキュラムを設計するなど、教育課程の改善にも活用している。
大学からのコメント
長所・特色に関する追加情報(導入経緯、補足事項、今後の展望など)
<大学全体(国際社会学部)>
本学は、1 学部 1 学科の中に履修モデルとしての 5 つのコースを置いているためコースの専門に合わせ科目を履修することが可能となっている。
本学では、語学力やグローバル人材に必要となる知識やスキルを修得することをめざすGlobal Career Training 副専攻や社会的・職業的自立を図るために必要となる能力を身につけることをめざす Regional Career Training 副専攻により、地域に根差しながら、地域と世界をつなぎ、海外の活力を地域に取り込み地域を元気にする人材であるグ ローカルリーダー育成のための様々なプログラムが用意されてきた。 2023 年度入学生からは、これらの副専攻で充実させた教育プログラムを学部共通科目として位置づけることで、社会課題に対応できるグローカル人材育成に向けた新カリキュラムを開始した。なお、2018 年度より開始された高度教育プログラムである Kyoai Glocal Honors により、本学の先進的な学びをより進化・深化させたプログラムの提供も行っている。
学生の学修成果の可視化についても、積極的に取り組んでおり、学修成果指標「共愛12の力」及びコモンル ーブリック、KCG の自己評価システムにより、学生が自らの学修成果を評価者として評価し説明できるシステムを構築している。こうしたシステムにより、学生は授業による学修だけでなく、学内外問わず様々な所での経験や学びを蓄積し、それを統合してエビデンスとし、学修成果を可視化することができている。この取り組みは、文部科学省の「教学マネジメントの確立に資する事例の把握等に関する研究調査」報告書にて取り上げられている。
関連サイトのURL
- 2023年度からの新カリキュラム
- https://www.kyoai.ac.jp/curriculum/
- KYOAI GLOCAL HONORS
- https://www.kyoai.ac.jp/course/kyoai-glocal-honors-new/
- 学修時間・学修成果
- https://www.kyoai.ac.jp/guide/outline/
- KCG(KYOAI CAREER GATE)
- https://www.kyoai.ac.jp/career-support/showcase/
- 文部科学省「教学マネジメントの確立に資する事例の把握等に関する調査研究」
- https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/1418380_00003.htm