国立
東北大学大学院 法学研究科公共法政策専攻
研究科をあげて取組む「公共政策ワークショップ」

種別 | 公共政策系専門職大学院認証評価 |
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年度 | 2022年度 |
区分 | 国立 |
規模(収容定員) | ~4,000人 |
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取組み事例
「公共政策ワークショップ」においては実務家教員と研究者教員が連携して、学生との密接なコミュニケーションを重視しながら理論と実務がスムーズに連動するよう指導していることに加え、その運営のために委員会を設置し、組織的に学生全員の取組み及び進捗状況の把握、教員間における情報共有に努めるなど、当該専攻全体として「体験型政策教育」を実践する体制を確立していることは特筆に値する。こうした体制のもと、学生に対しては、フィールドワークの円滑な実践を図るためにハンドブックを作成し、疑問や不安の解消に貢献している。また、新任の実務家教員をサポートするために、手引きの作成、公共政策大学院長によるブリーフィングなど、指導能力の向上に向けて各種の系統的な仕組みを整備しており、日常的に研究者教員と実務家教員、ワークショップ担当教員間でのコミュニケーションの円滑化に努め、ワークショップを運営していることは大きな特長である(評価の視点2-20、2-23、2-31)。
ここがポイント
- 「体験型政策教育」を実現するため、少人数のグループで、現実に存在するさまざまな政策課題を調査し、政策提言を作成するといった手法を用いて「公共政策ワークショップ」を行っている。
- 「公共政策ワークショップ」は、実務家教員と研究者教員が連携し、理論と実務がスムーズに連動するようを運営している。
- 「公共政策ワークショップ」は、担当する教員の指導力向上に向けた仕組みの整備や学生向けのサポートなど、研究科全体として組織的な運営体制のもとで展開している。
大学からのコメント
東北大学公共政策大学院の開学以来の特色ある取り組みと位置づけられる「公共政策ワークショップ」は、19年間の実践を通じて改良が重ねられてきました。学生は実務家教員と研究者教員から同時に指導を受けますが、フィールドワークにおける学生の発見から教員も学ぶことが多く、指導にあたる実務家と研究者が互いに知的な刺激を与えあう場面も日常的にあります。したがって、「公共政策ワークショップ」は、学生にとっても教員にとっても貴重な学びの場となっているといえます。