私立
日本歯科大学新潟生命歯学部生命歯学科
教員・教員組織
教員の資質・能力向上に向けた教員評価上の工夫
取組み事例
教員評価において、各自が評価実績を記載する各種評価調査票に評価項目を詳細に示すことによって、教員の自己評価を容易にしている点は、教育研究活動の改善・向上に資するものとして評価できる(評価の視点4-9)。
ここがポイント
- 大学が独自に実施する教員評価において教員が自己評価を容易に行えるよう、評価項目を詳細に設定している。
大学からのコメント
本学独自の教員評価制度を、平成16(2004)年から実施している。個々の教員の客観的評価を具体的に点数化しオンラインで集計する評価法で、評価項目は5項目あり、学生による授業評価を含む(1)教育評価、(2)研究評価、(3)臨床評価、(4)学内業務評価、(5)社会的活動評価で構成されている。教員は、教育、研究、臨床の全ての領域でバランスよく職務を遂行することは理想ではあるが、中途半端に終わる危険性があるとして、能力を十分に発揮し業務の効率化と活性化を図るため、それぞれの所属において、重点的に遂行しなければならない領域を主務として設定し、その他の領域を副務としている。評価は、主務を重点評価し、副務は補足としている。 教員は、教員評価要項に示す調査票に記入するイメージで、自己評価をオンライン入力することができる。その業績の内容や、学生による授業評価及び診療実績・診療科長による目標到達度(診療科長は病院長による病院診療科長業務目標到達度)の評価を加味し、法人内に位置付けられている教員評価委員会において総合的に評価される。評価は学部単位で行われ、結果は教員個人にフィードバックするとともに、人事考課や優秀者の表彰等に反映して教員の能力開発や意欲の向上に役立てている。