私立
中央大学戦略経営研究科戦略経営専攻
教育課程・学習成果
学生の意見を速やかに授業改善につなげる仕組みの構築
取組み事例
当該専攻独自に「ミニットペーパー」により学生からの意見や感想を聴取する仕組みを整備している。これによって、各回の履修者の理解度や要望等を授業担当者が把握し、授業開講期間内に迅速な授業改善を行うなど組織的に活用し、きめ細かな対応をとっていることは評価できる(評価の視点2-32、2-34)。ここがポイント
- 毎授業後に「ミニットペーパー」によるアンケートを実施している。
- 学生の意見を採り入れ、授業開講期間中の迅速な授業改善に取り組んでいる。
大学からのコメント
戦略経営研究科(ビジネススクール)では、2008年の設立当初からミニットペーパーと呼ばれる学生の授業に対する満足度や理解度を測るためのアンケートをすべての授業において実施してきた。当初は授業終了後に紙のミニットペーパーを配布して書き込んでもらう形式であり、教員は担当科目において最低1回は実施することがルールとして定められていたが、1回以上実施するかは教員に任されてきた。2020年の新型コロナ禍をきっかけとして、ミニットペーパーもグーグルフォームを使ったものに切り替えた。学生はその科目について毎回アンケートに答えることができ、また回答は学生の手元に残るため、学生自身の復習にも役立つことが分かった。ミニットペーパーの回答は毎回授業後に教員に送られており、教員は回答を授業の改善に役立てている。期末に実施される授業改善アンケートとは異なり、次週の講義の改善にすぐに役立てられることがミニットペーパーの利点である。また、ミニットペーパーに書かれた学生からの質問に次の授業で答えたりオンラインメディアを利用して回答するなど、学生のさらなる理解度と満足度の向上にも寄与している。