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歯学を志す意欲や目的意識等を総合的に評価する入試形態

国立 長崎大学 歯学部歯学科

歯学を志す意欲や目的意識等を総合的に評価する入試形態

長崎大学 歯学部歯学科
種別 歯学教育評価
年度 2022年度
区分 国立
規模(収容定員) ~4,000人
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取組み事例

総合型選抜において、歯科口腔医学、歯科口腔医療に関するゼミナールを2~3コマ開講し、その内容について自学自習をする時間を与えたうえで、翌日にその理解度を測る試験を行う、「歯学部ゼミナール」という特色ある入学者選抜を実施しており、歯学を志す意欲や適性を重視した評価を行っていることは評価できる(評価の視点3-2)。

ここがポイント

  • 入学者選抜に際して歯学部ゼミナールを開講し、歯学を志す意欲や適性等を評価している。

大学からのコメント

 本学歯学部では、多様な人材に就学の機会を与えるため、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、外国人留学生選抜の4つの入学試験を実施し、以下に示す特徴ある入学者選抜方法を実施している。

 一般選抜(前期日程)では、学力検査(大学入学共通テストおよび個別学力検査)、調査書、志願調書、面接により、入学志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定する。

 総合型選抜では、学力検査(大学入学共通テストおよび個別学力検査)、歯学部ゼミナール、調査書、自己推薦書、面接により、入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲や目的意識等を総合的に評価・判定する。この際、合否判定に当たっては歯学を志すことに関する入学志願者の意欲や適正を特に重視した評価・判定に留意することとする。歯学部ゼミナールは、歯科口腔医学、歯科口腔医療に関するゼミナールを2~3コマ開講し、翌日にその理解度を測る評価試験を実施するものである。この目的は、基礎学力や思考力・判断力・表現力だけではなく、主体性を持って学ぶ態度と多様な人々と協働するコミュニケーション能力や歯科口腔医学、歯科口腔医療に対する強い関心と明確な目的意識ならびに使命感を主に評価するためである。

 学校推薦型選抜では、出身高等学校長の推薦に基づいた調査書を主な資料とし、大学教育を受けるために必要な知識・技能、思考力・判断力・表現力も適切に評価するため大学入学共通テストを課し、さらに小論文、推薦書、志望理由書、面接を行い、入学志願者の能力・意欲・適正等を総合的に評価・判定する。推薦書の中に入学志願者本人の学習歴や活動歴を踏まえた評価や、生徒の努力を要する点などの記載を求める。学校推薦型選抜では歯学部卒業後に大学院医歯薬学総合研究科に進学することを条件とする「歯学研究コース」を履修することを必須としている。本コースは歯学部の大きな特徴の一つであり、コース修了者は大学院博士課程を早期修了(3年間)することが可能である。

 外国人留学生選抜では、入学志願者が真に修学を目的とし、その目的を達するための十分な能力・意欲・適性等を有しているかを適切に判定することとする。そのため、日本留学試験(独立行政法人日本学生支援機構)を積極的に活用するとともに、修了証明書および成績証明書、個別学力検査、面接を課し、総合的に判定する。

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