私立
杏林大学
基準9:社会連携・社会貢献
全学共通科目「地域と大学」で結ぶ持続的な社会連携・社会貢献
取組み事例
三鷹市をはじめとする近隣の自治体と協定を結び、多くの地域貢献活動を行い、これらをもとに2016(平成28)年度に全学共通科目「地域と大学」を設置している。この科目は、地域の現状と抱える課題及びそれに関与する大学と学生の意義を学ぶことで、学生自身が地域社会に関心を寄せる契機となり、学生の指針の1つになっている。また、「地域と大学」による学部を横断したグループワークは、学部を超えた学生同士の連携の強化にもつながっており、学生による社会連携・社会活動の更なる発展が期待できることから、評価できる。
ここがポイント
- 近隣の自治体と協定を結んで行っている多くの地域貢献活動を大学ホームページに公表することで、地域関係者から新たな連携の提案が寄せられ、持続的な社会連携・社会貢献活動を実行している。
- 全学共通科目「地域と大学」により、学生は地域社会へ目覚め、学生同士の学内連携も強化されている。こうした取り組みは大学の目的である人材育成と福祉への貢献へとつながっている。
大学からのコメント
杏林大学は、医療・保健学系と人文・社会学系を有する総合大学として、多様な教育研究資源を活用した社会貢献活動を積み重ねてきました。また、2016年度からは井の頭キャンパス移転を契機に4学部の資源を集約し、学生たちが学部を超えた交流や地域社会との関わりを持ち、豊かな人間性を育めるよう独自の全学共通科目を開講しています。社会との連携を深めていくことは本学に課された使命の一つであると考え、さらなる取り組みの発展を図って参ります。